Quadraの中で宙ぶらりんになっているミニ本体と電源。当然蓋をしてしまえば目につかないけれど、やはり気分的に納得できないものがあるので何とか固定したいと思う。が、プラモデルさえ小学生以来作ったことがない僕には細かい工作技術なんて皆無に等しく、とてもではないが人に自慢できるようなマウンタを自作することは不可能。それを作るための材料や工具さえ思いつかない。カッチリしたものを作ろうとしても自分には無理なので、ここは一つ柔軟に考える。
柔軟。‥そうだ、粘土で作ってみよう。
Quadra内部での配置は決めてあるので、その形に落ち着くような受け皿を作ってやれば、個人的にはそれで納得できるのではないかと読んだ。そこで柔軟に試行錯誤できる粘土を買おうと思い立ち、はて?どこで粘土なんて売っているのだろうと考え、友人に聞いてみたら「ハンズで売ってるじゃん」との回答。早速出向いて捜してみると、そこには色々なタイプの粘土があった。
油粘土・紙粘土・京ねんどの他、フィギア製作に使うマニアックなものまで実に様々。油粘土はあの匂いと手触りが嫌い。紙粘土はケバケバしてるのがイヤ。フィギア用のいかにも高級なものは無意味に値段が高い。さて、どれにしたものかと思い悩んだ末、これに決めた。ブロンズ粘土。
乾燥して固まった後に布などで表面を磨くとブロンズのような光沢が出るらしい。それでは早速粘土工作開始。
しかし粘土を触るのは実に20数年ぶりだろうか。最後に触ったのは中学の美術工作の時間だったと思う。その授業は板の土台に針金でおおまかな骨を作り、そこへブロンズ粘土を練り付けてクラスメートの頭部を作るという課題だった。僕のモデルになったのは渡辺宏之くんだった。渡辺くんは電車好きで、自宅には電車模型をかなり所有していたらしく、学校にも模型カタログを持ってきて休み時間などに眺めていた。僕は電車模型マニアという存在を初めて知り、普段気にもしなかった電車というものに焦がれるような、そんな人達の世界があるのかと驚いた。その頃はまだ「オタク」なんて言葉が無かった時代である。彼は中学2年くらいだったかに引っ越してしまい、しばらくは年賀状のやりとりを続けていたが、それも今は無くなってしまった。
元気でやっているだろうか、渡辺くん。
そういえば、その渡辺くんをモデルに仕上げた僕の作品は、しばらくの間教室のうしろに飾られていたのだけれど、ほどなくしてクラスの不良達に破壊されていたっけ。まあ、そんなものである。
製作中の粘土は当然水分を含んでいるので、ミニや電源を直接当ててサイズを計るのは厳禁。ざっくばらんなサイズでおおまかに作り、なんとなく型を仕上げて2日間ばかり乾燥させたのがコレ【fig.3】。
ところでミニ本体はロジックボードとHDマウンタを取り付けておく為の受け側のカバー(って言えばいいのかな?)があるんだけれど、電源ボタンも別に用意したし、LEDもQuadra内部に入れたら見えないし、そもそもそれがあると窮屈なので、今回から外すことにした。これが無いと見た目よりかなり余裕が出来る。がしかし、ロジックの電気的保護や、ATIチップの放熱対策の観点から、これを外すことはオススメしない(というか危険)。特にATIチップはCPUのヒートシンクよりも高熱になる。普段は熱伝導シートでこのカバーに熱を発散させているようで、ミニを使っていると底面が熱くなるのは、CPUではなくATIのチップが要因。
【fig.4】今回から撤去。
しかしこの下側のカバーを使わないと、空冷ファンを装備しているHDマウンタが取り付けられない。そこでナットと平ワッシャを用意。直径2mmのものをパーツショップで購入。予備も合わせ全部で30円くらい。
【fig.5】これでマウンタは継続して利用できる。