Mac mini ミニ大作戦!

勝手にiMac&Mac mini 消滅のシナリオ

 もうすぐiPhone SDK関連イベントが行われるというタイミングだけど、それとは関係なくデスクトップMacについて自由勝手にアレコレ想像したっていいじゃないか。



iMac アップデートのタイミング

 先月の26日、MacBook とMacBook Proのアップデートが行われました。CPUが45nmプロセスの最新モデルに変更され、オマケに値段も安くなっちゃうという大盤振る舞いの内容だったのですが、さて、それらノートブック系と同じモバイル向けCPUを搭載しているiMac のアップデートは、どうして同じタイミングで行われなかったのか…ちょっと気になりますよね。当然、同日に複数マシンを一気にアップデートすると、メリットよりはデメリットの方が多い気もするし、まあ、急ぐ事もないだろうから時期をずらしても全く問題ないのですが、その理由についてアレコレ屁理屈をこねていると、また何の根拠もない憶測が沸き起こってくるのです。

 ここで現行Macハードウェアのラインナップを見てみます。いつの間にかApple売上高に最も貢献しているノート系は、Airも加わって最強の布陣になっているのですが、デスクトップ系はハイエンドの8コアMac Proを除いて今一つ存在感が薄いような気がします…【fig.1】。

【fig.1】現行Macハードウェアのラインナップ。

 何せノート系は性能の幅も価格設定の幅も広い。最安値のMacBook とMac mini を比べて、どちらが割安で便利に感じるかと聞かれれば、モバイルにさほど関心が無くても、MacBook と答えることになるのではないか。そしてアルミ筐体と薄さで鮮烈なデビューを飾ったiMac も、その両方の特徴を兼ね備えた「Air」の登場の後は、存在感の方も少し薄くなったような。もはやメリットと言えば「サイズが小さい」だけになってしまったMac mini 、そして、モニタ一体型・薄くてスタイリッシュなデスクトップを標榜するiMac の方は、「いや、どうせ近日中にアップデートしても、搭載するCPUは同じpenrynでしょ。それならノート型の方が便利じゃん」の納得の一言でユーザーの購入予定リストから落とされそうです。なんたることか、性能もコストパフォーマンスも、もはやノート系マシンに歯が立たない状況になってしまいました。時代だなあ〜。

2コア→4コア→8コアはどうだ

 絶滅危惧種のMac mini はさておき、今後iMac のアップデートで搭載されると思われるCPUは先に更新を済ませたノート系と同じ。

★Core2 Duo(Mobile向け / Penryn / 45nm / 2-core )
 X9000 2.80GHz FSB800MHz L2=6MB TDP44W $851
 T9500 2.60GHz FSB800MHz L2=6MB TDP35W $530
 T9300 2.50GHz FSB800MHz L2=6MB TDP35W $316
 T8300 2.40GHz FSB800MHz L2=3MB TDP35W $241
 T8100 2.10GHz FSB800MHz L2=3MB TDP35W $209

 いわゆる「Core2 Extreme」と呼ばれている2.8GHzのチップを最上位モデルに搭載すれば、当座デスクトップマシンとしての威厳は保てるのかもしれませんが、しかしここに来て歪に感じるのは、そのCPUの高性能化に比べて、拡張性に乏しい本体設計デザインとのアンバランスさです。その面ではノート系マシンの方が断然、ユーザーに対しての訴求力があります。単純にどこでも持ち運べるし。

 そこで今回は「いっそのこと、Mac mini ともどもiMac も消えていただいてはどうだ?」という展開に向かいます。新たなキーワードは「4コア」。今月、3月24日に発売されるCore2 Quad Q9000シリーズを搭載した新型デスクトップで、彼等を置き換えるのです。

【fig.2】「MacBomb」は仮。もちろん筐体はアルミでサイズも同一ですが、イメージしやすいよう、CPU性能比に合わせスケールを変えてみました。

★Core2 Quad Q9000(Yorkfield / 45nm / 4-core )
 Q9550 2.83GHz FSB1333MHz L2=12MB TDP95W $530
 Q9450 2.66GHz FSB1333MHz L2=12MB TDP95W $316
 Q9300 2.50GHz FSB1333MHz L2=6MB TDP95W $266

 どうでしょう。Macの製品ラインナップがこれまでより明確に差別化できたのではないでしょうか。ノート系とデスクトップ系の違いも分かり易いし、何よりも「2コア→4コア→8コア」という流れは、混濁していたラインナップを滑らかに系統立てています。今年後半にはモバイル向けCPUにも4コアが導入される予定ですが、先に述べた通り拡張性の乏しいマシンにCPUだけ高性能化してもバランスが悪くなるだけだし、オマケにコストが高くつく…。その点、価格も抑えられたデスクトップ向けCore2 Quadを搭載した新ラインナップを用意すれば、Mac Pro導入に二の足を踏んでいたユーザーを容易に取りこめるに違いありません。

 あ、僕のことか。

【08/3/6更新】