連載第81回
2013年11月23日
2013 November 023

1時間ほど電車を乗り継いで「パーラー江古田」へ行ってきました。

簡単に言うとベーカリーショップ(パン屋さん)なのですが
僕は今のところ、パンに詳しいわけではありません。
強い興味を持ち始めたというわけでもありません。
普通に近所で売られているパンを買って食べる、という感じ。
では何故、ゴトゴト電車に揺られて江古田まで出かけていったのか。

パーラー江古田を知ったのは、本屋で偶然手にした料理通信 2009年 11月号 「小さくて強い店」は、どう作る?という雑誌の紹介記事を目にしたことがきっかけです。

どうやら僕は、小さいお店が好きなようです。

いや、小さいお店というよりは、狭い空間が好きなのかもしれません。
というのも、昔から「狭小住宅」とか何冊も買って眺めているのが大好きでした。家なんて買う気など全く無いのですけどね。

雑誌で見かけてから、その後しばらくして朝のラジオで紹介されているのを聴き、さらにパン屋さん関連のサイトでも幾度となく偶然見かけたりして、「もう我慢ならん、実際に行ってみるべ!」と行動に移すまでに何と4年を要しました。
なんだそれは。

カウンタ席が4つに、テーブル席が2つ。
僕が着いたのはちょうどお昼前だったので、空いていたカウンタに座れたのですが、その直後から絶え間なくお客さんが訪れて凄い賑わいです(なので店内の写真は撮ってません)。近所の女学生や主婦の方々で小さいお店はパンパン(混んでいるとテイクアウトしていきます)、当たり前のように男は僕一人だけだったのですが、もうオッサンなので照れる事もなく、サンドウィッチと珈琲を頬張っていました。ちなみにパンの事は全く分からないので、メニューをしばらく眺めても決めることが出来ず、店主の原田さんに「お腹にずっしり来るものを」とお任せしました。

ちなみにメニューの解説には
やたら「たべづらい」と書かれていて笑いました。

食事を終えて、さらにパンを1個買い(名前は忘れちゃった)、
帰宅後に再び珈琲と食したのですが
いろいろな穀物がぎっしり詰まっていてコクがあり
食べ進んでいるうちに、まるで冬眠前のリスの気分になりました。

機会があればまた、江古田まで出かけてみたいと思います。
そうそう、江古田の商店街、とてもイイ感じでした。