連載第63回
2014年3月19日
整備済製品 Apple「AirMac extreme」購入篇

 無線の外部ストレージ、しかも多数のMacから共有可能なもの…と言えば、やはりAppleの「AirMac Time Capsule」「AirMac extreme」ということになります。僕はこれまでも、先代の安価なAirMac expressを4年ほど使用してきて特にこれといった問題などは無かったのだけれど、唯一残念に感じていたのはUSBドライブを共有出来ない事。装備しているUSB端子はプリンタのみ接続することができ、外付けハードドライブは接続不可なのです(なぜに?)。とても残念なことに現行版の新しいAirMac expressでもその仕様は変わらず。速度的には802.11nでも不満はないからハードディスクさえ接続出来るようになっていたならexpressでも構わなかったのですけど…。

 そこで再び「AirMac Time Capsule」と「AirMac extreme」のどちらをチョイスすべきかで悩むわけです。当初、購入を考え始めた頃は、分解して3TBのHDに換装することを前提にAirMac Time Capsuleの2TBモデル(ME177J/A)を候補に選んでいたのですが、もういろいろ分解するのも面倒になってきたし、HD内蔵だとトラブルが起きた時の対応も面倒になりそうだし、さらに基本的にはずっと電源入りっぱなしの機器だから消費電力も気になる…。ということで、AirMac extreme( ME918J/A)なら必要な時にだけ外付けHDの電源を入れれば良いし、用途に応じ柔軟にHDを差し替え出来ることから「よし、消費税アップの前に購入しよう」と決めたちょうどそのタイミングで、整備済製品リストに掲載されたのを見つけ即ボタンを押しました。

 届いた段ボールを開けると、整備済製品用のイメージの印刷されていない真っ白な箱が。AirMac extreme本体を取り出してみると、まるで神棚か仏壇に飾るための何か、のようです。最近充実してきた802.11ac関連製品の中でも、好き嫌いは別として突出したデザインセンスではないかと。整備済製品ではあったけれど傷や汚れなどは全く見当たらず、極美品でした。ちなみに16,800円(税込み・送料込み)でした。

外付けストレージはこの組み合わせで

 これを書いている現在、すでにセッティングを終え、外付けHDも問題なく認識し、MacBook AirやiPad 2などからそれを共有ドライブとして利用できています。当然、無線によりThunderboltやUSB3.0ケーブル直接続による読み書きのスピードよりは落ちたものの、ケーブルが不要となって取り回しを気にする事もなくなり、すこぶる便利快適。

 ちなみに今回、AirMac extremeの外部ストレージにチョイスしたのはセンチュリー 裸族のお立ち台USB3.0 CROSU3S6Gと、ストレージはこれまでも数台購入して今のところ全く不具合の出ていないWD Red WD30EFRXの組み合わせ。

これら共有ドライブとしての使用感などは活用篇で極簡単にレポートしたいと思います。次回はユーティリティ設定篇を予定。

増税前の買い物としては、あとiOS7のSiriがスムーズに走るガジェットが欲しいなと思っているのですが…。