連載第47回
2014年5月2日
参考にしたいサイト

 本文とは関係ないのですが、この『Patatap』がとても秀逸なのでご紹介。エレクトロニカ系が好きな人はアルファベットキーをテキトーに叩いて、即席アーティスト気分を是非楽しんでみては如何でしょうか。グラフィックも素敵ですね。

 4月中の引っ越しが無理、と分かった途端に心にゆとりが出てきました。いろんなことを諦めると、生きるのがとっても楽になるよ。

音楽制作日記

 この『ザ・ビートルズ レコーディング・セッションズ完全版』という本は、アルバムのレコーディング作業日のメモをひたすら記録したものです。「何月何日に、どの曲のどのパートを誰々と何々スタジオで録音した」というようなノリで綴られていて、時折マルチレコーダーのトラックシートや作業風景の写真などが挟まれているのだけれど、「ビートルズの音楽大好きです!」というだけだと、ちょっと楽しめないかもしれない内容なのですが、特にビートルズの音楽が大好きというわけでもない人間でも、制作作業工程を追うのが楽しいというタイプの人(僕)にはかなり面白い本。つまりメイキングビデオが映画本編より楽しめるという人向けというか、そんなマニアックな魅惑に溢れています。

 個人的に日記をつける習慣はないのだけれど、これまで幾度も「あの曲のあの音はあの時どうやって作ったんだっけ?」としばらく時間が経ってから思うことがあって、今後またそんな日がくる時の為に、僕もチマチマと制作日記をつけておきたい、というのが今回のサーバー引っ越しの発端になっている…というのは前に書いたっけ。

ひたすら記録を残しておくだけのサイト

 しかし、ただひたすらに制作日記を記録しておくためのブログにぴったりなレイアウトはどういったものがあるのでしょうか。内容が特殊なので、他人が読みやすいように考慮するよりは、自分が飽きずに末長く書き続けられるような外観にしたいし、後で読み返すときも当時の記憶がすぐ蘇るようなものにしたい(それがウェブ・ログ本来の意義ではないのかしら?)。それこそ、上で紹介した『レコーディング・セッションズ』の中身のような、淡々とした世界観が自分には合っているような気がします。そこで、そんな趣旨のブログに適したデザインのサイトをいろいろ探したのですが、「たぶんこれに似たレイアウトに落ち着くんだろうな…」と参考になりそうなもの2点に絞ってみました。

KINFOLK

52 Places to Go in 2014

 テクニカルな事は全然分からないので、あくまで見た目だけの話。KINFOLKのような凝った仕掛けは出来ません。作業メモとしてのテキストがメインで、時折それを補足するための写真が載る程度を想定しているのだけれど、そんなブログが出来たら毎週メモを書き残すのが楽しいだろうなと今からワクワクしています。つづく。