数日前、Appleの製品ラインアップから遂にMac Proが削除された。巨大で重いタワー型のマシンが、Appleのハードウェア生態系から姿を消した。
個人的にApple Macintoshタワー型の始まりは、ケースを縦置きすることを前提にデザインされた「Quadra700」だと思っていて、デザインもかなりお気に入りのマシンだった。しかし後続のQuadra800以降は機能性重視で製品の志向としては真っ当だったけれど、見た目の魅力には欠けていた。そんな不満を抱きつつも、PowerMacintosh8000シリーズを複数所有した時期もあたし、シルバータワーのMac Proも2台を経て、最後に所有したMac Proシリーズは不遇な運命を辿ったゴミ箱黒Mac Proだった…。PROレベルの作業なんて結局一度もした事が無いのに、何だかんだ言ってタワー型のMacを手元に置いていた時期が一番長かった。
デザインでは黒Mac Proが一番好き
いやしかし、今思えば世間の不評に反して、僕は黒Mac Proこそジョナサン・アイブの最高傑作なのではないかと思っているのだ。あれがインテルCPU搭載機ではなく、Apple Silicon搭載してのデビューだったらどれだけインパクトがあっただろうか。静音性、充実した各種IF(M1のときは設計上の制限により数多くのIFは装備出来なかっただろうけれど)、また内部へのアクセスの容易さ(コレ重要!)もシルバータワーより上だったと思う。Apple Siliconではユーザーによるメモリの拡張は不可能だとしても、NVMeのSSDを内部に数枚追加可能なスロットがあればどれだけ使いやすくなっただろうかと考えるが、もうその世界線は絶たれてしまった。
僕はもうMac miniで十分
タワー型とかピザボックス型とか色々あったけれど、今はノート型全盛の時代。デスクトップPCなんてものは今、よりコンパクトであることが求められているわけで、僕も住宅事情と以前よりさらに強まった節電志向からしてMac miniが最適解だったとようやく落ち着いたところ。性能もこれまで所有したMacのなかで断トツである。欲を言えば最大メモリ容量を128GB、可能なら256GBまでアップしてくれないだろうかと思うけれど、まあ、その役目はMac Studioなのだろう。
Mac miniがこれから、Appleの頭の固い幹部たちによってどんな扱いを受けるのか分からないけれど、こんなコンパクトで優秀なハードウェアはそうそう出てこないだろうから、末長く製品ラインアップに名を連ね続けて欲しいものである。そもそも、どれだけユーザーが求めようが、緩やかに確実に暑くなっている地球の要請によって「膨大な電力を喰らう大きなマシン」は排除される運命にあるのだ。
Mac Pro、お疲れ様でした。
2026-03-29 > 僕はアップル様が嫌い

