連載第24回
2012年5月14日
ユレル:その5「なんとなくミックスやり直したくなってきました…」

 先日、ほぼ完成と宣言してアップし終え、一段落させたつもりでいた「ユレル」さん。あれから数回、なんとなく聞き返したりしていたら、なんとなくまたミックスをやり直したくなってきてしまいました…。というのも、ユレルを聴いた後でなんとなく例のデイヴィット・シルビアン『Died In The Wool』を聴いてしまったせいかもしれないのですが、「このアルバムくらい…とは言わないまでも、もう少し頑張ってキレイなミックスに仕上げられないものか(素人レベルで)」と考え始めてしまったのです。というか、幾度も繰り返してますがやはり『Died In The Wool』は凄い(ユレルに限らずその他、一般に市販されているプロのCDを聴いても、もっと良く出来るんじゃないかと思ったりする)。未だ刺激があってよく聴いているアルバムだけれど、どうやってこんな音に仕上げられるのか全く解らない。ああ解らない、解らない、と言いながらジッと聴き入って恍惚としてしまう良いアルバムです。で、思いました。

 当たり前のことだが、「ユレル」は全部で7トラックなのだから、音が少ないのならもう少し一つ一つの音を丁寧に扱うべきだったのではないか。

 なんて書いてはみたものの、ではどうすれば良いのかということはまるで解らないのですが、とりあえずエレピの音とピアノの音をもう一度録り直したいと思いました。エレピはもう少し深くトレモロを効かせて柔らかく。ピアノはSpeakerphone 2で曇らせすぎたので、素のピアノの音色の段階でもっと暗くてメロウなものに差し替えてみようとか…。何故かまだ、つづきます。楽しいです。