連載第128回
2026年2月21日
物理縛り:チープなリズムマシンの音とサビっぽい感じの部分のとこ

物理音源縛りでも、従来の楽器の模倣だけだと自分の技量ではすぐ行き詰まってしまうので、やはりシンセサイザー方面で装飾的なものを添えたい。個人的に物理音源シンセでとても気に入っているのは、Absynthを開発したBrian Clevingerの設立したRhizomatic社「Plasmonic」、AAS社が共同開発しているExpressivee社の「imagine」。後者はしばらく更新が止まっており、昨年末くらいにメジャーアップデートが来ないか期待していたのだが、全く音沙汰なかった。とても有機的な音が作れてお気に入りなのだが、もしかしたら収束してしまうのかもしれない。
そこで、その元ネタになっているAASのCHROMAPHONE 3をセール期間中に購入し、何か適当なプリセットを探しつつ音を弄っているうちに、今回の楽曲のイントロはチープなリズムマシンの音から始めたいと考え始め、Roland CR-78をイメージして「CK-78」というバスドラ&スネアの音色を用意し(CKはCheap Kitの略)、そこへパーカッション系を追加してパターンを組んでみた。

サビっぽい感じの部分

当初、前回のギターのかき鳴らしが延々とループするものを考えていたけれど、引き続き、ダラダラとSG-2と戯れているうち、地味でありきたりだけど、なんとなくこう展開させてもいいかな…と思えるものが姿を表して来た。チープなリズムパターンの上にそのギターを重ねてみた。

こういうチープなリズム音が延々鳴っているのを聴くと、ポコポコと影の主役としてTR-808の音が鳴っているYMO『BGM』を思い出してしまうのだけれど、ああ、そういうのも面白いなと思い、イントロだけではなく、背後に延々鳴らしてみるのはどうだろう…と考えているところ。