連載第1回
2014年8月3日
DP8とMacBook Airの処理能力
エントリーモデルのMacBook Air。

先日、久し振りにDP8を立ち上げてUA apolloのインプットを通し、アナログシンセを録音してみて気付いた事のメモ。モノオーディオトラック1本で、全く負荷のかかることをしているわけでもないのに、録音後の音声ファイルをプレイバックすると、所々に耳障りなプチノイズが混入している。
実は前回投稿した「Night Head デモトラック ― demo 1996 ―」では、DP7.24を使ってファイル編集したのだが、というのもDP8.05だと、ALACを取り込んで作業環境に合わせた自動フォーマット変換を行った時点で上述のプチノイズが混入してしまうのだ。そこで試しに前バージョンであるDP7.24で同じ作業を行ってみたところ、そちらではまるで問題が無かった。
昔、同じようなプチノイズが録音時に混入した経験があって、その時はMac互換機とO2Rとのワードクロック同期が外れていたのが原因だったのだが、今回はMacBook Air単体での作業だし、単にファイル変換だけの作業で混入するのもおかしい。しばらく考えた末の結論は…
どうやら、DP8は全体的に処理の負荷がちょっと重いらしい。
現在の作業マシンはMacBook Air(mid 2013)のエントリーモデルで、CPUはi5 1.3GHz、SSD 128GB。メモリだけ8GBに増やしてるが、DP8で作業する必要があるなら、もっと処理能力の高いマシンを考えないといけないのかもしれない。確かに作業中のCPUパフォーマンス・メーターを見ていると、頻繁にレッドゾーンに振り切れているから、そのタイミングでプチノイズが発生しているように思える。
ただ、DP7.24であれば、何とかやり繰りしてもうしばらくは作業を継続できるかもしれない。細かな不具合に目をつむれば、32bit環境ということもあってまだ幾つかの古いプラグインも動くから、天秤にかけてもその事の方がメリットである気もする。

新しいMac miniとか

いずれはマシンを替える必要が出てくるのだろうけれど、その時はMacBook Proになるんだろうか。それともMacBook Airが新しくなって、そこそこの処理能力を備えた仕様になるのか(製品コンセプト上、それはあまり考えられないけど)。
というか、Mac miniはどうしたのか。前回のアップデートから2年近く経っているが、これだけ長期間音沙汰がないのなら、もし近々装いも新たに新型登場となると、外観をガラリと変えてくる気がする。縦置きの小型タワー型とか、それこそMac Proの子供版みたいな円筒型だったりするのかもしれない。パソコンが小さくなることは、イイ事だ。
どちらにせよ、もうしばらくはこのお気に入りのMacBook AirとDP7.24に頑張ってもらおうと思っている(僕はこの2013年式MacBook Airの事を本当に気に入っている)。それにしても、こんなに薄いノートブック型Macで音楽制作が出来るようになったというのは驚きである。当時(例えばNight Headに取りかかった1994年)の僕が知ったら、さぞかしビックリするに違いない。

エントリーモデルのMacBook Airその2。