連載第12回
2015年9月21日
Arturia CS-80VとProphet-Vについて

Arturia_CS
 未だ実物を見た事が無いけれど、ヴァンゲリスの楽曲を通して長年聴いてきた独特のダイナミクス変化を伴う音色に思い入れがあって、時折eBayなどに出品されているYAMAH CS-80に見入ったりするのだが、当然ながら実機を手に入れることは不可能…というわけで、2年ほど前に購入していた単体パッケージ版のCS-80VをMacBook Airにインストールすることにした。

アクティベーションシステムの変更

 しばらく放置していたので気付かなかったのだけれど、これまでのUSBドングル(eLicenser)による認証システムから、ネット経由による5台までの個別PCの認証方式に変更になった模様。個人的には、やはりドングルは故障や紛失の恐れがあって、今一つ信頼性に欠ける気がしていたので、この変更は良いのではないかと思う。pianoteqみたいに、同時認証の台数制限はあるけれど、ユーザーがどのMacをインストール対象にしているのか管理出来る方式が良いと思っているのだが、Arturiaの新管理システムはどのような感じなのか。

外部サイトリンク

Arturiaのアクティベーションシステムが変更されました(フックアップ)

Arturia software centerのインストール

 下記リンクから「Arturia software center」をダウンロード。NIのコントロール・センターと同じような感じ?
http://www.arturia.com/support/updates&manuals

Arturia software centerの起動

 アプリケーションフォルダにインストールされたArturia software centerを起動。登録したユーザーアカウントとパスワードでログイン…しようと思ったのだが、インコレクトとか言われてログイン出来ない。
Arturia_SC

Prophet-Vが登録抹消されている

 そこでArturiaのサイトへ飛んで「My arturia」から直接ユーザーエリアにログインしてみると、CS-80Vは登録の記録があるのに、Prophet-Vの記載が無い。遥か昔、2007年に購入・登録して以来、つい数年前まで普通にアップデータ等をダウンロード出来ていたはずなのに、である。
 そこで再度Prophet-Vをレジスターしてみることにしたのだが、シリアルナンバーはあっても「Unlock Code」が無い。それに該当するものがUSBドングル(eLicenser)であって、元々Unlock Codeは存在しないのだ。
Arturia_PV

ソフトウェア管理は本当に面倒くさい

 おそらく、ドングルを付けた状態で、以前ダウンロードしておいたProphet-Vのインストーラーから再インストールすれば、アプリケーション&プラグイン自体はまた使えるようになるのではないか。そうした上で新しい認証方式へは、Arturia software centerを介して移行するのではないか…と思っているのだが、先ほどのログイン失敗等々、一度ハマるととにかく面倒くさい。
 なのでProphet-6を買う事にした。