連載第14回
2015年11月4日
Mac Pro セットアップ(NI K9U、Sonic Charge)

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 9月にリチャード・パワーズ『オルフェオ』を読んだ。音楽をアカデミックに学んだ人同士なら、音楽の像を言葉(記号)で伝えるのは容易いのだろうけれど、基礎知識も無い人間に文字で音を表そうとするのはとても難しい、いわんや感動をや…と思っていたが、音楽が呼び起こす感動という部分だけに注目すれば、なるほどこのように音楽にまつわる物語を伝え聞かせる手段もあるのだなと感心させられた(直にその曲が聴きたくなるのだ!)。しかしそれ以上にこの小説がリアルに迫ってきたのは、主人公がその生涯に作品として制作する楽曲が僅か3〜4曲だということだった。

NI Komplete 9 Ultimate

 個人的にGuitar Rigが気に入っているのと、Kontaktでホーンセクションの音源を試してみたかったので昨年9へアップデート。世間ではEDM等で一般的に使われているのであろうMassive等のソフト音源は全く使わないのでチェックを外しておく。どんどん不要な物のチェックを外していった結果、K9Uがこれだけ大量の音源、エフェクターを擁しながら、残ったボタンはたった3つだった。
 相変わらず各プラグインのシリアルを入力するのが面倒。Kontaktの古いAkoustik Piano等のライブラリはKomplete 4のシリアル、Scarbee Mark I 等はKomplete 7のシリアルを入力すると認証される。
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Sonic Chargeプラグイン3つインストール

 Sonic Chargeのサイトにアクセスしてログインし、マルチ・インストーラーをDL。これまでに購入したのは「Echobode」「Bitspeek」「Permute」の3種。今年購入したプラグインはたった1つだったが(まだ2ヶ月あるけどたぶん買わない)、その1つが 「Echobode」
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インストール済ませ、DP8のプロジェクトでプラグインを呼び出すと、まずデモバージョンになっているので、オーソライズボタンを押すと、ネット経由の自動オーソライズアプリ「Authenticator」が起動し、このMac Proにオーソライズするための確認ウィンドウが開く。下図はその説明。
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 「Quit」を押すとオーソライズ完了。
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 …のハズなのだが、何度試してもロックが外れず、オーソライズされなかったので、昔ながらにマニュアルでシリアル等を入力することにする。そういうものである。
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