連載第37回
2022年9月15日
12年ぶりにSoundtoysを更新する(そして Tone Boosters、GainMatch の追加)

9月14日まで、Soundtoysでアップグレード50%OFFセールが行われていた。もう長年、音楽作りから離れてしまったのでかなり迷ったが、もしかしたら冬に血迷ってARM Macを買ってしまうかもしれない…と思い、その時にARM対応版のプラグインを持っていないのは残念なので、この機会にアップグレードしておくことにした(50%オフで119ドル)。調べてみると、今インストールしているV4は2010年に購入しており、何と12年もの歳月が経過していた。しかしその間、Soundtoysの開発もV4→V5.3という遅々としたもので、12年で1.3のステップアップというのも、ドッグイヤーの今では随分とのんびりしたものである。

何と!Tone Boostersのレガシー製品が無料配布されていた

久しぶりにプラグインを購入した刺激で脳みそが活性し、全く忘れていたTone Boosters社のプラグインで何か新製品のニュースはないだろうかとググってみたら、何と既にディスコンになっていたレガシー製品の一部が無料配布されていた。今後のアップデートやサポートは一切無しだが、それでも全然問題ない。
以前からデモ版の「TB_EBULoudness_v3」をレベルチェッカーとして非常に重宝しており、ディスコンになってしまったのはとても残念に思っていたので、この突然の復活は嬉しい驚きであった。

無料配布されているのは「BusTools v3」と「TrackEssentials v3」のバンドルセット。使用環境も10.10〜で、当方のMojaveなMac miniでも動くので助かる。実は以前、「TB_EBULoudness_v3」がディスコンになってしまった代替として「Youlean Loudness Meter 2」を購入したのだが、どちらも長所短所があるのでまあ、良しとする。

GainMatchも買う

プラグインを複数刺していくと、いつの間にかそのトラックの音量が大きくなったりして、音の判断を誤ることがある。良くなったと思っても、単にボリュームが大きくなってただけ…という事が、ままある。そこでプラグインを掛ける前と後でゲインを同じにして、聴感上の音量差を無くすプラグインが、GainMatch。通常19ドルのところ、9ドルでセールしていたので、この機会に買っておく事にした。

インストールは週末に元気があったら、やる。