連載第176回
2022年5月1日
Panic社のエディタ「Nova」を買ってみた
※ただしサブスク無し

WordPressテーマのちょっとした修正などに便利なので、Panic社の「Coda2(現時点で最新版は2.7.7)」を新参の2018年型Mac miniにインストール。初回の購入はAppStoreだったけれど、その後、Panic社はCoda2をAppStoreから引き上げて直接自社販売に切り替えました。その時にシリアルナンバーの提供をPanic社に申請しておいたので、今回もそれを入力して正規購入版へ。

しかしこの先、ARM版Mac miniにグレードアップしてmacOSのバージョンも引き上げられた場合、果たして問題なく動作するのかどうか心配になってきました。
多分、Rosetta2を介して動作するんだろうなあ…とは思いつつ、もし起動時にエラーなど起こすようだったら、代替アプリを準備するのが面倒臭い。実のところ、当サイトのWordPressテーマはもうほとんど弄る事は無いので、いざとなれば適当なテキストエディタで修正し、適当なFTPソフトでアップロードすればその場凌ぎにはなると思います。

後継「Nova」50%オフの5,900円!

と、以前から頭の片隅に考えていたところ、なんと珍しくCoda2の後継アプリケーションである「Nova」が、4月1日までの期間限定で50%オフの5,900円にて販売というニュースを見かけました。これは実に悩ましい。買うべきか、買わざるべきか。ちなみにまだAppStoreで売られていた頃のCoda2は当時7,400円で買いました。だったら安いんじゃないか!?

いや、しかしまずは試用してみてはどうか

ちょっと待った、もう少し冷静になろう。フリートライアルで様子を見よう。と落ち着きを取り戻し、まずは試用するために最新版をダウンロード。しかし…。

ガックリした。最新版のバージョン9.1はMac miniの古いOS、Mojaveでは動かないのだ。いや、しかし古いバージョンならMojaveでも動作するんじゃなかろうか。サイトのどこかにNovaの過去バージョンが無いかとアチコチ掘って探索。

アーカイブのディレクトリ「The Panic File Museum.」を見つけたので、そこからMojaveでも動作する最終版のNovaをチマチマ調べていき、9.1からどんどん下がって「バージョン7.5」がそれに該当すると分かりました。

Novaバージョン7.5のセットアップ

落としてきたzipファイルを展開してアプリケーションフォルダに移動。ダブルクリック。

今すぐ購入はしません。

一番気になっていたのはこれ。Coda2で使用していた各種設定をインポートする機能。これがうまく行けば、Nova買ってもいい。全て移行。

もうちょいである。

サーバ設定は読み込まれている気配。

うまく行った模様。
ここでちょっとファイルを開いてアチコチ弄ってみたり、ftpサーバーへの接続の確認などを行いました。特に目立つ混乱もなく、自分の極めて狭い使い方の範囲では問題なさそう。これは買っておいた方が良さげ…。

購入決定!ただしサブスク無し(しかも旧版のバージョン7.5だけど)

購入を決めました。実は試用したのが3月31日で、翌日がもう50%オフの期限だったのです。それにCoda2を7,400円で買っていたことを考えれば、今回の5,900円はやはり安いのでは無いか。またそれが、日本語版もリリースしてくれているPanic社の今後の開発継続を支援することにもなろうし。

応援のつもりでアプリケーションの所有権を購入することにしました。

ただし、1年毎のサブスクリプションのチェックは外しました。当方のMac miniではバージョン7.5しか使えないからです。ただし、来年の4月1日までにアップデートされたNovaの利用権はあるので、例えば「この1年間のうちにバージョン10になり、数年後に自分がARM Mac miniを購入したとしたら、Novaバージョン10をダウンロードして利用可能」ということになります。自分の利用範囲ではそれでもう十分です。

メッチャ歓迎されている感。力強いフォント。

届いたメールのリンクをクリックしてアプリの使用制限解除。さらにメッチャ感謝されている感(笑)。カラフルな紙吹雪が舞って、すごく凝った演出です。悪くありません。Panic社、頑張って下さい。