フリフリのThunderbolt大作戦!

フリフリのThunderbolt大作戦! ― 第39回

軽薄なiMacについてアレコレ

 2013年4月1日

 みなさん如何お過ごしでしょうか、どうも通年四月馬鹿の、まわるフリフリのフリでございます。今年はどういうわけか桜にまるで興味が沸かず、結局花見らしい花見などぜずに終わってしまいましたが、基本的に人が群れるイベントは好かないところもあって、車窓からチラと見える桜花にそれとなく季節の移り変わりを感じるくらいで十分満足しています。ええ、もうそれで十分ですよ。わかってくださいよ
 さて、4月といえば番組改編、普段から住空間の音の隙間を埋めるノイズとして特に意識もせず垂れ流しているラジオ番組も今回はどんどんリニューアルされて、続くものもあれば無くなってゆくものもある、聴き馴染んだ番組が終わってしまう悲しさもあるけれど、新たに気持ちを入れ替えるには絶好の時節とも言え、しかしこれまたいつものようにタイミングを逸してしまいサイト・リニューアルはまた当分先送りということになってしまいました(内容はまるで変える気ないけど)。

 とは言え、作戦開始当初に宣言していた通り、この「フリフリのThunderbolt大作戦」は短期決戦企画です。一応MacBook AirもThunderbolt装備しているけれど、さすがに作業マシンとは考えていなかったので、今回の新しいiMac導入を契機としてこの4月、一気にThunderbolt大作戦を遂行する所存です。まあ、そんな感じでエイプリル・フールを聴きながら、ゆるゆると本題、この新しいiMacをしばらく使ってみて気付いた「気に入った!・気に入らねぇー!」に移ります。

何はともあれ、軽薄は正義である(ただしパソコンに限る)

 前回、両腕をプルプル震わせながらテクテクと運んだ、梱包されたiMacの重量は15kgでした。それは頑丈に作られた段ボールやその他付属品が加重されたからなのですが、では箱から取り出した素の状態のiMacは一体どれくらいの重さなのか?実は僕、電源を入れて動作確認する以前にもうこの重さのことばかりが気になってしまい、まず最初に行なったのは重さを計って比較することでした。なんだそれは。

まず対抗馬であるナナオ24インチの重量を計ってみました。

その重さ約10.6kg。

ふむ、なるほど。

対してiMacの重さは…

約9.5kg!

 たった1kgの違いと思うなかれ、一回り大きい27型の画面サイズにCPUやら回転系HDやら、つまり本体と電源を詰め込んでいながらにしてこの軽さを実現しているのです。長年重量級のMac Proやナナオと付き合ってきた身からすれば、もはや室内に限ればこれは十分に「モバイルPC」と呼んで差し支えないのではあるまいか(実際には5mmの薄さが災いして、長く持っていると手のひらに食い込んで痛いです)。しかも実際の軽さ以上に、見た目が軽い↓(人に対して使ってはいけません)。

(慣れてしまえば)画面キレイ

 ナナオの時は若干色温度を低めにしていたというか、白が黄色っぽい感じが好みだったのでそういう設定にしていたのだけれど、このiMacのモニタ画面は青白くて相当な違和感がありました。が、1週間もすれば慣れてしまったというか、このカラー設定をデフォルトにすると決めて購入したのだから、もうこのまま受け入れることにします。とりあえず27インチは広大でストレス無い。…しかし、先代よりはかなり反射を抑えてあるのは分かるのだけれど、やはり画面の映り込みが気になる場面があります。

速度と消費電力

 これは今旬の美味しいネタなので、後日また別に現在所有しているMacの消費電力比較特集記事としてまとめることにします。驚きの結果を見せつけます。

意外だった静音性能

 MacBook Air購入時、ちょっと重たい処理をさせると「ウイーーーン」と甲高い空冷ファンの音が結構大きく響いてしまい、それが少し残念に思っていたんだけれど、このiMacも底部にある吸入・排気の際の音がかなり気になるんじゃないかと疑っていました。あの薄い吸入口を見ると、Airよりも耳障りな大きくて甲高いノイズが出てきそうです。しかしところがどっこい、想像していたよりは遥かに静かだったのです。僕は作業中のノイズを結構気にする方で(まあ、音楽作ってる人はみな気にすると思うけど)、昔Mac互換機やPowerMac G4 MDDも空冷ファンを交換していたし、その点Mac Proは驚きの静音性能で感動したのですが(ちなみにMac Pro early2009はearly2008よりノイズが若干耳障りだったのが意外でした)、新しいiMacはかなり頑張っていると評価して良いでしょう。小さい音量でラジオを流しているとマスキングして全く気になりません。ただし今はまだ肌寒い季節なので、今後気温が上昇して過酷な処理を行なわせた時にどうなるか注目です。

本体スピーカーの予想外の鳴り

 そして当初これは全く眼中に無かった点なのですが、本体スピーカーの鳴りが良い意味で非常にワイルドで驚きました。Mac ProやAirのようなオマケとしてのスピーカーでは無いのです。iMacのボリュームを最大にしたら一体どんな音響爆弾になるんだというくらいワイルドで、低音も割れることなくかなり響きます。おかげでFOSTEX PM0.4nを鳴らす機会がめっきり減ってしまい、音楽を作る時もアイデア出しの段階であれば内蔵スピーカーで十分(当然ですがLRのステレオの分離は少し狭くて中央に凝縮した感じがあるので、ミックスには使えません)、CPU性能の高さもあってiMac単体のみ電源を入れておけばすぐ作業に入れるという感じです。

でも、これだけは許せない!

 そんなこんなでイイとこずくめのようなiMacですが、ただ1点気に入らない、いや、極めて我慢ならないところがあるのです。それは

画面位置の高さ。

 これは多くのiMacユーザーも同意してくれると思うのだけれど、ガタイの大きな米国人にはちょうど良いのかもしれないが、僕はもう今の作業机の配置上、どうしても目線が上向きになってしまい、長時間iMacと向き合っていると首から肩が凝ってきてしまいます。Apple Cinema Displayもそれがイヤでナナオに買い替えた経緯があるのですから、今回もチト先行きが怪しい…(ちなみに上に掲載した写真、これはナナオの方の画面位置をiMacと比較しやすいように上げていて、普段はもっと机上近くまで下げています)。「そんな事、購入前に予見できたのではないか?」という責めも分かりますが、まあ、再びナナオに買い替えるよりは、新しいiMacを試してみたいという刺激を求める気持ちの方が強かったのですね。

 この、画面位置が微妙に合わないというだけの理由、というか、必要十分な理由で、このiMacは意外に短期間のお付き合いになるのではないか…という気もしないではありません。例えば新しいMac ProがThunderboltを装備して、そのパートナーとなる新しいThunderbolt Displayの画面高さがユーザーの好みで調整出来るようであれば、僕はさっさと乗り換えてしまう可能性が高い。なにせ自分の身体が快適であって初めて「趣味としてのMac」が成り立つのですから(でもその前にちょっと試してみたいことがあるのですが…それはまたの機会に)。とまあ、こんな感じで今回はiMac所感を書き連ねてみました。つづく。

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