連載第96回
2015年10月24日
OS X El Capitan:10.11.1 アップデートとmailアプリ不具合再び

 22日、帰宅してみると待望のEl Capitan v10.11.1 アップデートの通知が。上にもあるように、メールの不具合が解消されていると言うので、早速アップデートしてみました。そしてmailアプリON!

まだ不安定の様子

 mailアプリを起動すると、以前アレコレ試行錯誤しながらやっと読み込んだ受信フォルダ&振り分け用メールボックスの多数が、また消失したり不具合を起こしているではないか…。そして何故か「修復されたメッセージ」なんていうフォルダが作成されていたりなんかして。

 そこで再び以前と同じ行程で、まずはmailアプリを終了させ、10.8.5のシステムからmailフォルダをUSBメモリにコピーしてきて、El Capitanの所定の場所へ配置。mailアプリを起動してデータベースを再構築させてみました。すると…。

 全ての振り分け用メールボックスがちゃんと表示されているではないか。やはり元からやり直せばOKじゃないか!と喜んだのも束の間。どうも読み込み→変換がうまく行ってないメッセージがチラホラ散見される。例えば受信フォルダを見てみると、送信者&件名はズラッと表示されているものの、個別のメッセージを読もうとクリックしてみると、なんとメッセージ本文が「白紙」になってテキストが消えているのです(見えていないだけなのかもしれないが、どちらにしても読めない事に変わりない)。フラグ付きメッセージも、画像には276とありますが、本来は330通ほどあるハズなのです。

結論

 ここからさらに、前回のように手動で個別にメールボックスを読み込んでいけば大丈夫だとは思うのだけれど、もし今後10.11.2のアップデートでまた壊れてしまったら…と考えると、今はmailをEl Capitanで使わない方がベターと思いました。10.8.5のmailデータを素の状態から変換して何も過不足無い状態で再構築できたバージョンから使い始める事にします。それまで外部とのメールのやりとりは引き続きメインマシンであるMacBook Airで行う事とします。

 もちろん環境や設定によって普通に使えているユーザーも居ると思うので、今回の記事は参考までに。