連載第9回
2014年1月3日
ServersMan@VPS にファイルをアップロードしてみる

 前回は自分の完全な理解不足のせいであるにもかかわらず、あたかもFTPアプリ側に非があるような書き出しになってしまった事をここでちゃんとフォローしておかねばいけません。アヒルの「Cyberduck」も、トラックの「Transmit」も共に優秀なアプリケーションであることは間違いありません。今となっては明らかなように、当初Cyberduckがサーバーへ接続出来なかったのはプロトコルを「FTP」にしていたからで、プルダウン・メニューから「SFTP」を選べば何ら問題なく接続可能です。そこで試用期間中にしばらく両者の使い勝手などをテストしていたのですが、公式サイトで謳っているように、Transmitの転送速度は驚くくらい速くて動作が俊敏。決して大袈裟ではなく、まるで通常のFinderを扱っているような感じで動作します。これは凄い。→ということで購入しました。今の時代感覚だと相当な価格付けですが(¥3,400)、たぶん今後も役立ってくれるのではないでしょうか。

仮ファイルをアップロードしてみる

 低価格設定であるが故、ユーザーに全責任を丸投げしているServersMan@VPS。細かい技術的な質問には対応してくれないのですが、ざっくりと基本的なところの解説はサイトの「マニュアルページ」に一通り記載されています(でも前回のFTP接続に関しては、SFTPを使うべしというアドバイスは見つけられなかったのですが…見落としてますかね?)。

★ServersMan@VPS Entry/Standard/Proプラン>マニュアル★

 今回はとりあえず従来行っていたような、手打ちHTMLを手動でチマチマとアップロードする古風なスタイルを試してみたくて、ブログ設定の前に、通常のHTMLを公開する場合のファイルのアップ先を調べてみると…

★ホームページやWebページのデータの設置場所★

 なるほど、僕の場合は「/var/www/html」なのですね。では早速購入したTransmitで繋げてみます。パスワードを聞かれるので入力すると、サクサクとサーバーに接続します。最初はrootフォルダが開くので、一つ階層を上がって「var」に移動し、そこから「www」に入って「html」に降りると下図のようになりました(よく分からないけれど「smadmin」は最初から在ったので、そのままにしておきます)。そこに仮ファイルの「home.html」をアップロードして、Safariから「www.♥♡♥.com/home.html」にアクセスすると、無事にページを開く事が出来ました。つづく。

ちなみにServersMan@VPSのマニュアル・ページは若干古くなっていて、最新のVPS仕様とは内容がズレている箇所がありますので注意が必要です。例えばBlueOnyxはもう提供されていないハズです。