連載第48回
2023年4月28日
れいわが予想の13倍にもなる39議席を獲ったので仰天すると同時に20数年ぶりに音楽を作らなければならなくなった

タイトル通りである。

今回の地方統一選で、れいわ公認候補が「3名」当選したら新曲作ってやってもいい、と前回書いたのだが、蓋を開けてみたらちょっと驚きの展開となった。歩いて遊説する人型集票マシン「山本太郎」自身が直接立候補していない、結党以来初めてとなる地方統一選で、一般有権者にはほぼ無名でマニアしか知らない39名もの公認候補が当選したと言うのは、全く予想外であった。そんなに浸透していたのか…という驚きであるし、全国各地の少なくない市民の間でも、れいわの志向する将来目指すべき社会の風景が待望されているのであろう。僕はそれに乗っかる(乗っかるだけなのでお気楽である)。

れいわの徹底した庶民目線が気に入っている。特に彼らの「住まいは権利」という基本政策の一つは大賛成で、自分も是非必要とするものなのだ。安価に、かつ、低いハードル設定で借りられる公営賃貸住宅の拡充である。もちろん、一番目立つところに掲げている消費税廃止も大賛成である。基本的に「自分の生活が楽になる政策」を基準に応援する政治的表明に何の後ろめたさがあるものか。僕は利己的なのだ。

というわけで、なぜ「僕はアップル様が嫌い」カテゴリーなのか分からないが、約束なので新曲を作ることになった。一体どういう流れだよ。