連載第17回
2015年11月22日
1−5:スナップ

 まだまだ教本の第1章でもたついているのですが、前回のアクションセンターに続いて今回は「スナップ」。エレメントやアイテムを、条件に合わせてピタッとくっつける、それがスナップ。
 MODOでスナップをONするには、「X」キーを押すか、modoモードで「(フォールオフの隣にある)スナップ」をクリック。スナップを効かせている時、移動などでカクカクするので、一時的にスナップをOFFにしたい場合は「X」を長押しします。さらに「F11」キーを押すとスナッピング・パレットが出てくるので、そこで条件等の詳細設定を行います(上図)。

でわ実践

 では『MODO★Beginners』に倣ってスナップ動作を確認していきます。上図は何をやってるのかと言うと、左側のモデルの1頂点を、右側の立方体モデルの1エッジの中央にスナップしたところ。スナッピングポップオーバーで「エッジ中心」にチェックを入れ、さらに前回学んだアクションセンターで「エレメントモード>頂点」にチェックを入れて移動させると、最寄りのエッジ中央にピタッとくっつきます。感動した。

スナップと精密

 何となく近年のJ-POPの曲名のような「スナップと精密」。この普段なら相容れぬ2つの言葉が組み合わさって、スナップを交えたより複雑な移動・回転・スケール操作を実現するツール群が上図の場所にさりげなく置かれています。文言が抽象的で一体どんな動作をするものなのか全くイメージ出来ないのですが、教本に書かれていることをじっくり読んでみると、何となく解ったような解らないような…。

 まず上から順に、ドラッグスナップ〜ドラッグスナップブリッジド〜平面回転スナップ、までの操作は解りました。が「平面回転スナップ軸」というのが難しい。教本には2ページ割いてその使用法が書かれているのですが、理屈は解るのだけれど操作が難しい。これまでMODOを使ってみて、エレメント(特に頂点)をクリックして捕獲するのに癖みたいなのがあって難しい。いつか慣れるんだろうか。

そして動画を見る

 その他にも「絶対スケール」とか、これまたJ-POPのタイトルみたいなツールもありますが、全部律義にメモしていくのは面倒なので、手っ取り早く学習するためにYouTubeに上がっているスナップ機能紹介動画を見ます。何それ。

 教本で使用されている701から、801への変更などが下のリンク先で紹介されています。さらに最新版の901ではどういった改良がなされているのかは、まだ分かりません。追いつきたい。

 でも確かに操作ツールはいろいろ充実していると思いました。次回は1−6:フォールオフ、の予定。