連載第118回
2023年9月18日
P-S#424作業進行リスト更新 #01

数年ぶりに聴き返してみると、また色んなアイデアが浮かんで来る。一旦、現状で構成を見直してみる。

各章コメント
  1. Overture(約6分)
  2. 今、このタイミングで聴くと冗長な印象。現状で6分あるが、3分くらいに要素を詰めるのも良いのではないかと思った。すぐに次の「オーケストラ」に繋ぐ感じ。

  3. オーケストラパート(約3分半)
  4. 「Overture」からの場面転換として良いとの印象は以前と変わらず。細かなレベル調整のみでOK。

  5. GATEパート(約5分40秒)
  6. 非常に複雑なミックスを構成していて二度と再現不可能な様相。昔の自分は一体何に取り憑かれていたのかと思うが、全体の中核をなす楽曲なので気合を入れていたのかもしれない。今後のために、各トラックを音声書き出ししておいた方が安全に思われる。

  7. ロカビリー(4分弱)
  8. 通気孔の描写を音で再現するのは面白いとは思うものの、冗長で、改めて聴くと全体の中でのこのパートの存在意義が希薄に感じらた。「ノスタルジア」の「前奏・後奏」がその役割を十分に担うのではないか。→このパートを丸ごと削除することを検討。

  9. 深遠(旧Outtake-2:約7分半)
  10. これはいわゆるレコーディング作業における「マジック」が起きたものなので、過去の仮ミックスをそのまま再利用する。レベル調整のみでOK。

  11. ノスタルジア(無音内包版:約12分半)
  12. 「前奏→ノスタルジア本編→後奏」という現時点での楽曲構成を解体する方が良さそう…とは思うものの、繋ぎ目の箇所のフェードイン・アウトをどうするか?もしくは現状の構成のまま、パート毎にステムを組むか、要素毎に音声ファイルに書き出して簡素化するとか。

  13. 無限音階(約5分半)
  14. 抽象的。短くしても良い。レベル調整のみでOK。

  15. 轟音パート(約8分半)
  16. とてもリミックスしがいのあるドローン。「低域付加済み(轟音)」が案外雰囲気があるので、抜き出して新規で別トラックにするのはどうだろうかと思った。

  17. ノスタルジア2(約7分半)
  18. すでに2本のステムに書き出してあるので、微調整リミックスと最終的なマスタリング次第。構成は現状のままでOK。

深遠(Outtake-2)は仮ミックスをそのまま使う

前回、「深遠」の各トラックを書き出してリミックスする予定と書いたが、世間で多くの人が体験しているように、昔にラフに書き出した仮ミックスを越えることができなかった(あっさり断念)。新しくミックスすると、どうもダイナミクスが平坦になってしまい、良い意味での荒っぽさが消えてしまう。数時間かけてチャレンジしてみたけれど、昔の自分がたまたまWAVファイルで書き出していたのをサルベージしたので、それを音声ファイル素材として採用することにした。簡単なレベル調整を行う予定。

ノスタルジア2

ラストの楽曲になる予定の「ノスタルジア2」を開いて聴いてみると、レベルを突っ込み過ぎて終始レッドゾーンである。

ざっくりと抑えてみて、調整で行けるかどうか試してみるところまで。

数年ぶりに全曲通して試聴してみた

同一のモノラル音源素材からの派生なのに、楽曲によってかなりキャラクターが異なるので、レベル合わせが難しそうだが、それも含めて楽しい作業になりそうな予感がある。楽しみである。