連載第5回
2022年4月30日
さよならモリモリサービス券

こんばんわ、低意識浮遊体ミキ春です。

先日、日高屋に入って昼食を済ませ、レジで精算していた時、そのレジの前の張り紙の手書き文言に目を疑いました。

「モリモリサービス券の配布は今月末で終了とさせていただきます」

4月に入ってから、ありとあらゆる物が値上がりし、ついにその余波が日高屋のモリモリサービス券をも襲ったのです。しかしここは、食材の値上がりがメニューの値上がりにまで影響していないのを、まだ良しと考えるべきなのか。いずれにせよ、このままの流れで行くと、定食・単品の値上がりも待った無し。現に「餃子の王将」では5月14日から餃子や炒飯など14品について20~30円の値上げを実施するようです。

とりあえず、上の写真の右側のモリモリサービス券はこれを書いている今日が有効期限。お腹の調子が良ければ「バクダン炒め定食(税込700円)」に使おうと思います。近年ではもう若い頃のような食欲も無くなったので、その時に貰うサービス券を7月末までに使い切ったら、その後は炒飯と餃子1皿の690円(税込)で済まそうと思っています。その時にまだ690円を維持していたなら…ですけどね。

珈琲も菓子類もステルス値上げ

私は普段、安物のコーヒーをよく飲むのですが、3月下旬まで1袋320gだったものが、同じ値段のまま「280g」に減量されたのは大きなショックでした。
私が気付いていないその他の食材も、じわじわと値上がりしているに違いありません。
給与は変わらぬまま(いや、税金や保険料なども値上げで実質減額しているハズ)、生活必需品はこの先も値上がりを続けます。

日本人特有の美徳

こんな時、日本の庶民はどうするのか。「耐える」もしくは「工夫する」のです。いや、実に素晴らしいし、美しくて涙が出そうです。
例えば上述の「これからは炒飯と餃子1皿の690円で済ます」という態度こそ、「耐え」と「工夫」の合わせ技です。周囲の環境の変化に自分の方を合わせる、まるで我身を滅ぼす毒となった自然と共存する方法を模索する森の人のような崇高な態度とも言えます。

が、しかし。我慢にも程(限界)がある。私は消費税を廃止させるのが最も効率的かつ心身共に健康的、さらに何と「経済的(笑)」と考えていますし、おそらくそれは正しい。半世紀に一度くらいは「自分から環境の方を変えてやる」という行動に出ても良いのではないでしょうか。アクロバティックに論旨を転倒させるなら、消費税が廃止になった環境の変化にも庶民は上手く適応するでしょう。深く考えるまでもなく、その時、庶民の精神世界はハッピーフラワー状態に開花するハズ。長く長く消費増税は続き、その世界しか知らない若い世代が一体どのような反応を見せるのか、ちょっと見てみたい!と思ってしまいます。自分のために物を買っても罰金(消費税)を請求されない、そんな世界が来たらいいな。