連載第8回
2015年6月9日
ValhallaShimmer 1.0.3 & ValhallaVintageVerb 1.5.0 インストール

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 2年前にお試し版を使って気に入ったので購入したものの、しばらく放置してあったValhallaDSPのリヴァーブ2種をAirに再インストールしようと思ったのだが、購入当時に送信されてきたメールには(おそらく)古いバージョンのダウンロードリンクしか貼られておらず、最新版を落とすにはどこへ行けばよいのだろうと、久しぶりにValhallaDSPのサイトへ飛んでみた。
 久々だけあってサイトデザインの様相が変わっていたが、ひとまず「LOGIN / REGISTER」にアクセスすれば良いだろうと思い、そこへ「たぶんこんな感じのものを登録したハズ…」と記憶も曖昧なユーザーネーム&パスワードを入力したものの通らず、何度かの失敗の後断念して「Lost your password」をクリック、助け船を出してもらった。
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 購入していたのは「ValhallaShimmer」と「ValhallaVintageVerb」の2種。それぞれ1.0.3と1.5.0にアップデートしていた。プラグイン本体と、各々に対応したライセンスキー・ファイルをダウンロードして、初回の起動時にライセンスキー・ファイルを指定する方式。Valhalla VintageVerbは主に昔のハードウェアなデジタル・リヴァーブのシミュレートで、Valhalla Shimmerの方は残響に濃いテクスチャーが色付けされる変態的な感じ(?)のもの。お気に入り。
 ディレイ同様、リヴァーブも大好きで、バリエーションとしてはもう手持ちのもので十分な気もするが、個人的には80年代の名機の一つ、QUANTEC Room Simulator(QRS)が、いつかプラグインになってくれたらいいなと思っている。というのも中学生の頃、ラジオ特番で新作『大峡谷』を紹介していた冨田勲先生が、スタジオにQRSを持参(もしくはテープ録音されたもの)し「5〜10m四方の部屋の響き」から、実際にはあり得ない「サイコロの中に入った場合の響き」を紹介していて、そのリアル過ぎるシミュレーションっぷりにぶっ飛んだ体験が未だ鮮明なのである。
 現在QUANTECは「249x Yardstick」シリーズを販売しているが、高嶺の花で全く手は出せない。
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