連載第22回
2016年8月16日
Mac Pro セットアップ(Sound Radix 32 Lives、PSP Nitro)
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 廃盤になったり、特に高い料金を支払ってまで最新版にアップグレードするほどでもないな…という古い32bitのプラグインが数個あって、急に必要な状況になった場合、DPを32bitで起動しなおせば良いのだけれど、しかし単独使用ではなく他の64bitプラグインと組み合わせたい時どうすれば良いか。そこで今回は64bit環境で32bitプラグインのブリッジ機能を提供するSound Radix社の「32 Lives」プラグインを昨年末にしばらく試用版を使ってみて印象が良かったので、正規購入しインストールすることにした。

 と、意気込んで「BUY NOW」ボタンを押したのだが…文字化けして全く読めない。

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 Safariのエンコードを色々切り替えてみたが全くダメ。Sound Radix社に状況連絡しようと思ったけれど、サポートも正規ユーザーしか使えないみたいだし、メールその他のカジュアルな連絡手段が全く無い。iPadからなら行けるかも!と思ったが、Macと同様の文字化けが起きて判別不能だった。そこで…

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 仮想マシンにインストールしているWindows10(先日Windows8.1からアップデートした)を起動し、そこに入っているブラウザ「Edge」からアクセスしてみたら、ようやく無事表示された。生まれて初めて窓が役に立った。

インストール&アクティベート

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 インストール時にはSound Radixで登録したユーザーアカウントの入力が必要という初めて見るタイプのもの。メアドとパスワードを入力したら後は他と変わらず。アクティベートは3台のMacまで可能で、アンインストールすればアカウントは戻るみたい。

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 インストールが終わったら、アプリケーション>32 Livesを起動。32 Lives自体はプラグインではなくて、昔で言えばフォントユーティリティの「Suitcase」みたいな感じで、ライブラリにインストールされている32bit仕様のプラグインをスキャンし、リストアップしてくれる。

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 希望のプラグインを選び「Resurrect(呼び出す)」をクリック。
 これで、以前インストールしておいた「PSP Nitro」が64bit環境でも使えるようになった。それにしても何故Nitroを廃盤にしてしまったのか、とても勿体ない。そしてまたこの古いプラグインも、いつまで新しいOS環境で使えるのか心配である。

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