連載第40回
2022年11月3日
そう言えばKORG M1のプラグインを持っていたことを思い出しV2にアップグレードしてみる

pianoteqや、Falconで昔のライブラリを再生している最中、そう言えばKORG M1のプラグインを持っていたことを思い出した。調べてみたら今は「V2」にアップグレードされているらしい。更新に幾らくらいかかるのだろうかとビクビクしながら調べてみると、何と!従来のユーザーは無料でアップデート可能!素晴らしい。

チマチマと手順を踏んでアップデート

そこで次はアップデートの仕方を調べてみたら、なんか今時のポータル管理体制への変更があって、そこに切り替えるまでがちょっと面倒臭い感じになっている。しかし「無料」なので頑張ってみる。大まかな流れは↓こちらのリンク先に説明が書いてあった。

KORG Legacy Collectionのサーバー移行方法を教えてください

最初の「KORG USER NETにログインしてください」というとことからハードルが高い。URLをブックマークしてなかったのでちょっと探してしまった。

KORG USER NET

↓こんなことが書かれていた。もう2年半前である。時代に置いていかれた浦島太郎の気がした。

つまり、古い登録場所の「KORG USER NET」でクーポンを発行してもらい、新しい「KORG ID」で新規アカウントを作成して、そのアカウントでアップグレードする製品を購入(クーポン適用で無料)、という手順を踏む。タダで新規購入する、というワケである。

KORG Software pass をインストールし、それで管理

ポータルアプリで管理する方法がもう今では一般的になった。

KORG SHOPサイトで購入時に取得したプロダクトコードを入力。

購入した製品のインストーラーがダウンロード可能になる。

久しぶりにM1を鳴らしてみる

まずはハードウェア時代に作ったUSERサウンドバンクを読み込んでみる。昔はリアルに感じたM1サウンドも、耳の肥えた今ではちょっとチープに感じられる。しかし、まだ学生の頃に手に入れたハードウェアで慣れ親しんだ操作系は分かり易く、意図した通りにエディット出来るし、モコモコしたピアノの音もフィルターでいい感じに作ることができた。それにこの「V2」でフィルターにレゾナンスが遂に追加され、当時は「なんでフィルターにレゾナンスが無いんだ!」と悔しい思いをしていたが、やっと安寧が訪れた。

ピアノを巡る小さな旅も、手持ちのソフトウェアではもう終わりに近づいた。ここで、ふと気が付いたのだが、M1のピアノとフィルターでいい感じに遊べるのなら、「TRITON」の音源とフィルターなら、ピアノのサンプルももっとリアルでバリエーションも多いだろうし、自分が考えている理想のサウンドにより近づくことが出来るのではないか?

そうだ、今度割引キャンペーンがあったら買おう。その前にデモ版を試しておこう。