まわるフリフリのフリ
フリフリのThunderbolt大作戦!

FLFL

フリフリのThunderbolt大作戦! ― 連載第12回

Universal Audio apollo 導入(…で、ボルト対応はいつ?)

2012年8月11日  

 前回の記事を書いたのはいつ、何についてだったのか自分でも記憶が定かではないほど更新頻度が低下しているフリフリのThunderbolt大作戦(チラとチェックしてみたらDicpicネタでした)。今回は初のThunderbolt対応機器(でも予定だけどな)を導入したということで、久々にブログ更新です。その機材とはUniversal Audio社のオーディオインターフェース「apollo」。一体何をする機材なのかという詳しい説明はコチラの日本語サイトを紹介してサラリと省略しちゃうのですが、簡単に言えばコレをMacと接続して主に楽器を録音するのに使用するモノです。ギターやベースはもちろん、マイクを繋げてボーカルも録れるし、昔ながらのハードウェアなシンセもOK。そうそう、ここから2ミックスをマスターレコーダーに送って録音も出来る、つまりは繰り返しになっちゃうけれどオーディオのインターフェース。

DSPを内蔵しているのが売り

 単に音声信号の入出力だけならこれまで長年付き合ってきたMOTUのオーディオインターフェースで十分なんだけれど、このapolloのウリは「DSPを内蔵している」という点。現在使用しているMac Proには同社UAD-2 PCIeカードが挿さっているのだけれど、このカードがあると同社が多数リリースしているプラグインがCPUに余計な負荷を与えることなく使用出来ます(というか、このカードが無いと動作しないのだけれど)。もちろんそれで何ら問題なくて必要十分なんだけれど、重いプラグインが増えてくるとカード上に乗ってるDSPのパフォーマンスだけでは許容出来なくなってきて(チャート表参照)、カードを追加するなりしてDSPの数を増やさなければいけません。最近は作る曲によってトラック数が増えたり、プラグの組み合わせに凝ったりで結構ギリギリな状態になってきたこともあり、どうせ増やすのならカードで増やすんじゃなくて、将来Thunderboltでシステムを構築することを見越してapolloをチョイスしておくべきと考えました。そうそうこのapollo、発表時には初のThunderbolt対応オーディオIFとして注目されたモノでもあります。詳しくチェックはしてないのだけれど、これを書いてる時点ではまだThunderbolt対応IFは他に出てないんじゃなかろうか。

将来を見据えての導入…なんだけど

 上に書いた通り、このapolloはThunderbolt対応機器として大きく注目されたのですが、実はそのThunderboltへの対応はオプション扱い。購入時にはThunderbolt端子は装備されておらず、必要であれば専用のThunderboltカードを別途購入して本体内に装着しなければなりません。3月の製品発表時にはそのThunderboltオプションカードは7月の発売を予定とのことでしたが、8月も中旬を迎え順調に延期されているようです。とは言え、我が家のMac ProにThunderbolt端子なぞ付いているハズもなく、両方に標準装備されているレガシーなFirewire800端子(↑)でデジタル信号をやり取りしている次第。購入前は通常音声に加えエフェクトが重なるのに大丈夫なんだろうかと心配でしたが、今のところ特にレイテンシー(信号遅れ)などで作業に支障が出る…ような事態は起きていません。

 さて、ここで本格的な機材紹介記事であれば他社製オーディオIFと比較して音質やらソフトウェアの使い勝手などのレポートになると思うのですが、あいにく普通のアパート住まいで大きな音も出せませんし、モニタースピーカーはPM0.4nだったり、また自分の耳もどれだけ信用できるモノか分からないので、その方面のことは他のメディアのレポートを参照していただければと思います。個人的には、多用するヘッドフォン出力はかなり高域に元気がある音作りになっていて、従来の機材より音の輪郭が掴みやすいなと感じました。メイン出力はマスターレコーダーを持っていないこともあって現時点では未使用。専用のコンソールソフトウェアはまだまだ改善の余地があると思うし、本体の電源を入れてから1分くらい後に小さく「プチッ」とデジタルノイズっぽい音が「1回だけ」鳴るという些細な不満を除けば概ね良好です。

 当分、本体背面のADAT端子下にあるオプションカード専用スロット(↓)は蓋が塞がったままになりそうですが、それもこれも今後のMacのラインナップ次第。近い将来(おそらく来年?)、僕が新規にMacBook Proを購入したタイミングでThunderboltカードをゲットしたら、そこから堰を切ったようにThunderbolt大作戦が動き出すことになるのではなかろうか。ま、それまでは4年落ちのMac ProとFW800の組み合わせで何とか乗り切ろうと思います。つづく。