連載第51回
2013年7月7日
小ネタ:僕のMac Proにエアドロップ

 もう随分昔に行なった事なのですが、OSを再インストールした時などに忘れてしまいがちなので、備忘録を兼ねた小ネタ紹介記事です。MacBook Airでテキスト打ち等の作業を行なった後、そのファイルをMac Proにコピーしたいと思った際、それまでは「メニューバー>移動>ネットワーク」から相手のMacを呼び出してハードディスクをマウントし、そこへドラッグ&ドロップをしたり、あるいは昔ながらにUSBメモリへコピーして差し替えたり等していたのですが、そう言えばMacOSX 10.7 Lionから新機能として搭載された「AirDrop」なるものがあるじゃないかと遅ればせながら気付きました。無線を使い、余計な手順を省いて簡単に他のMacへファイルを転送することが出来るのですが、この機能を使えるマシン、実はかなり限定されていたりします。Mac Pro(Early 2008)なんてドンピシャで、他社製AirMacカードを搭載して無線LANを使えるようにしてあっても、このAirDropは有効にならないのです(AirDropの項目が表示されない)。なんと理不尽な。

 しかし、ネットでググってみたら解決方法が山ほど紹介されていました。「ターミナル」で次のコマンドを入力し、マシンを再起動することで項目が表示されるようになります。


defaults write com.apple.NetworkBrowser BrowseAllInterfaces 1

 これで未対応MacにもAirDrop項目がメニューに現れ、ネットワーク上にある他のMacが表示されるようになります。で、このとき注意するのは、AirDropでやりとりするMac全てに同じコマンドを入力しておく必要があるということ。僕の場合ならMac ProとMacBook Air両方に上記コマンドを入力しておかないとダメなのですね。普通、それは気付かないだろう…。

 ちなみにAirDropを無効に戻すには、再度ターミナルに上記コマンドを入力し、最後の数字を「0」にしてリターン、再起動です。