連載第50回
2013年6月28日
SK11で異次元のヒートシンク速攻撤去を実現する(CPU交換記事補足)

 Thunderbolt大作戦(第二部)は小ネタで攻める!と書いたのだけれど、早速「いまさら…」なネタを記事にします。Mac Pro(Early2008)CPU換装記事の投稿から半年…ついに軸長20cmもあるローングな六角レンチを見つけてしまいました。「SK11 T型ヘキサゴンレンチ3mm」がそれです(↓)。

 当時は本当に苦労してようやく手にした俺の六角ですが、長さが20cmもあるこのレンチならヒートシンクの留めネジにあっけなくリーチ。まだ実際には試していないのですが、CPUに覆いかぶさっているヒートシンクは簡単に取り外すことが可能と思われます。もっと早く出会っていれば!とダンダン地団駄踏んでしまうのでした。

 現在、手元のMac ProはCPUを換装し終えて普通に安定動作している状態なので、今回再び交換作業の実践はしないのですが、カバーを取り外してこのT型ヘキサゴンレンチを挿入してみると、余裕のヨッちゃんで六角ネジに到達します(ちなみに先端はボール型ではありません)。ということは以前の記事で紹介した作業工程のうち、本体向かってヒートシンクの右側のメモリやら背面の排気ファンなどには全く触れることなく交換が可能なのではないか。さすがに前方にある吸入ファンのマウンタは取り外す必要があるけれど、それもたった2本のネジを外すだけでOK。各パーツを取り外すのに苦労したMac Pro early 2008ですが、この六角レンチがあれば、ざっくりと見積もって、CPU交換作業全工程は30分くらいで終了しちゃうかもしれません。僕自身は苦労してしまったが(でも大いに楽しんだけどね!)、これから交換を試してみようと思ってる人には苦労して欲しくない。そんなわけでこの SK11 T型ヘキサゴンレンチ3mm 、是非お試しあれ。

 注:軽く磁気を帯びているので、ハードディスクなどの記憶媒体は最初に取り外し、遠ざけて置いてから作業してください。

あの苦労は一体何だったのだろうか…と、過去を振り返ってはいけない、そんな時間はなーい。