連載第77回
2015年5月4日
Mac Pro(mid 2012)のメモリ増設

 いろいろとタイミングがズレ込んで、何となく手元に置き続ける事になったMac Pro(mid 2012)。とりあえず標準の6GBメモリでは心細いので、今回はサササっとメモリの増設だけしておくとします。このMac Pro購入後に手に入れておいた4GB×4枚の計16GB(当時税込み14,080円で購入)。横蓋を開け、ライザーカードを引き出し、標準メモリを抜いて、新しいものに差し替える、それだけ。ひとまずこれだけあれば大丈夫でしょう。MacBook Airでも8GBで、十分ではないけれど何とか間に合ってますし。

最後の恐竜

 それにしても…です。この2年で僕の中のMac観も相当変化しました。もはや「デスクトップマシン」になぞ、世間一般の目と同様、価値はほとんど失われてしまったのではないか。大きくて、重くて、電気も喰うし、発熱も相当。処理スピードも個人で扱うようなレベルならiMacはおろか、最新MacBook Proにも抜かれている感じがします(ちなみに普段使いでの挙動、例えばFinderの操作等は明らかにMacBook Airにすら抜かれています)。さらに言えば、それらiMacやMac miniもこの先どうなるか怪しいような…。それでも今回、このMac Proを手放さずにもうしばらく置いておこうと思ったのは

デザインが素晴らしいから

それが唯一の理由です(SSDのファームウェア書き換えの為でもある)。外観はもちろんだけれど、個人的には内部の、極力無駄を省いた洗練された構造&デザインに強い魅力を感じます。もし10年後もこのマシンを所有していたとしたら「昔のMacはこんな巨大だったんだよ」と小ネタにも使えそうですし。

 ところで、初代Mac mini を扱ったお気楽ラテン系なカスタマイズの過去記事(全100回程度を予定)を掘り起こして、ゆっくり再掲作業している最中なのですが、久々に当時のMac mini メモリ交換作業を読み返して、如何にMac Proの拡張性がシンプルで洗練されているか改めて感心させられました。

 次回はどのネタにしようかな…と考えてます。