連載第78回
2015年5月6日
Mac Proの足回りをプロキャスターPRS-56で固める

 シングルCPUということもあり、先代モデルのMac Pro(early 2008)よりは若干軽くなったとはえ、やはりMac Proは相当な重さ。取っ手を握り、ほんの僅かな設置場所の移動のためにも、持ち上げる際は必ず「気合いを入れる」ような精神の集中が必要です。しかしながら身体全体の筋力が弱ってきていることもあり、もう自分の肉体を過度に信頼することは止して、ここは日々の暮らしをほんの少しだけ便利にしてくれるツールに助けてもらうことにしました。

 今回、新たに導入を決めたのは、Mac Pro足回り補強ツール『パワーサポート プロキャスター PRS-56』。エンジン回りをチューンアップするなら、足回りもしっかりしておかないとね(注:パッと見、サスペンションみたいですが弾性は全くありません)!

Mac Proへの取り付け

 では早速Mac Proへ取り付けるのですが、手順はいたってシンプル。コンセプトとしてはMac Proをプロキャスターの上に乗せ、Mac Pro下部にある取っ手を固定金具で挟み込むという流れ。

裏返してみる(1)

 ここでPRS-56を裏返してみるとこんな感じで、亀っぽいというかダックスフントみたいというか、どこか可愛い。

裏返してみる(2)

 プロキャスターの上にMac Proを乗せるのは至難の技なので、Mac Proの方に乗せる、という手続きを踏みます。つまり、Mac Proも裏返します。ここへ、プロキャスターを前後ちょうど真ん中になるようバランス良く設置。

固定金具で挟み込む

 付属の固定金具で、Mac Proの下部の取っ手を挟み込みます。ちなみにプロキャスター側にも固定金具にもシリコンゴムが接着してあるので、Mac Proには傷が付き難くなっているハズ。取り付けはプラスドライバーでネジを締めるだけ。

 やはりダックスフントっぽい。

動作確認

 取り付けが終わったら、ここは気合いを入れて元通りに起こしてやる。ちゃんとネジ締めしてあれば、グラグラもせず重量のあるMac Proをしっかり支えてくれます。どうですか、この足回り。このPRS-56は、軸が回転せず前後移動しか出来なかった旧タイプから改良され、一般的なキャスターのように前後左右自在に移動できるし、地震などで動かないようロックも付いています。

超カッコイイんじゃないでしょうかっ!

 さあ、足回りをPRS-56で補強したMac Pro全体のショットです。なんか、メチャクチャ恰好良くないですか?仄かにサイバーパンクな雰囲気すら漂わせて(たぶん、車輪が付いたから)改めてMac Proかっこええ。
 子供の頃、初めてランボルギーニ・カウンタックを見た時の感動再び!

 真横からのショットもシンメトリーが効いてとても素晴らしい。近日中にエンジン回りにも手を入れる予定ですが、これだけでも見るからに速そうです。ところでこのチバラギ仕様Mac Pro、僕の腰がダメになった際は、これに跨がって足で床をけりながら部屋を移動する…という、来る高齢者社会対応仕様でもあるのです。その時はMac Proの上部に柔らかい自作クッションを置く予定です。

 パワーサポート社って国内メーカーだったんですね。多くの製品が国内生産ということで、なんか応援したくなりました。ちなみに72mmほど背が高くなるので、机の下などに置く場合はご注意下さい。