まわるフリフリのフリ
FLFL
フリフリのThunderbolt大作戦! ― 連載第83回

新しいMacBookのチラ見とThunderbolt 3 Type-Cメモ

2015年6月15日

 先日、仕事帰りに量販店に立ち寄り、ようやく新しいMacBookを見てきました。形としては既に熟成しきっていると思われたクラムシェル型が、まだこんなにも洗練させる余地を残していたとは!という驚き。以前にも書いた「ひとたび新しいマシンを見れば隣に置いてある従来のマシンが瞬時に古くさく見える」というAppleデザインチームの魔術は、今回の新作MacBookにも遺憾なく発揮されていました。しかし、それにしてもです、隣に置かれていたMacBook AirとMacBook Proが悲しくもダサく見えてしまうなんて…まだ現役なのに。いやいや、少なくとも今年いっぱいは使い込みますよMacBook Air。

Retinaディスプレイ

 スタイルがとてもスマートに見える11インチAirではあるけれど、13インチAirの作業領域広は欲しい…(でもダサくなる)というせめぎ合いの真ん中を行って「12インチを出してくれたらなあ」という願望を見事叶えてくれたMacBook。そして実物を見てみたら、画面の広さよりもRetinaディスプレイの美しさの方に見入ってしまいました。例のスケーリングも好印象で、表示を一番細かくしても(1,440 x 900)しっかり文字は読めるし問題ナシ。

バタフライ構造キーボード

 超浅いストロークの新設計キーボード。ホント見た目はスタイリッシュですんごく好みなんだけれど、さて連続してキータイプするのに適したものなのかどうかは、実際に使い込んでみないと何とも言えません。数分使ってみた限りでは別にタイプミスもしなかったし「時間が経てば慣れるかな」とも思いましたが、どうなんでしょうね。

感圧タッチトラックパッド

 リアル過ぎて吹いた。

Thunderbolt 3 が Type-C コネクタを採用

 6月2日に米IntelがThunderbolt 3 発表。可能性はあるけれど、さすがにそれは無いだろう…と思っていた、USB 3.1 でも使われている Type-C を採用決定(起こり得る事は起こる)。現行のminiDisplayPortサイズよりも薄くなることに。その新しいType-C コネクタ採用の可能性を考えていたのは軽薄MacBookがリリースされた後に出た下記の記事を読んで、Alternate Modeの存在を知ったからです。個人的にはThunderbolt 2 が出たのがまだついこの間のような気がしていて「もう3かよ!」という方に驚いた。

 転送スピード的にはこんな感じで(↓)、Thunderbolt専用ケーブルを使えば圧倒的な伝送能力を発揮するようですが、ただやはり、それはプロ用機材だけに搭載されるものになりそうです。

 僕が所有しているThunderboltな外部ストレージはすべて初代規格のものなので、新登場のUSB 3.1と同性能。転送スピードには現状で特に不満もないので、手ごろなUSB 3.1対応外付けケースなどが発売されれば、そちらに乗り換えても大丈夫な気がします。というのも、Thunderboltのコネクタは上下の向きがあるのがちょっぴり面倒くさいのです。業界としてはコンシューマーレベルの外付けHDケース等はUSB 3.1へ急速に入れ替わってゆくと思います。

 ところで、同じType-Cコネクタを採用していても、軽薄MacBookはUSB3.1を流しているだけなので、今僕が所有しているThunderbolt関連機器は使用出来ません。しかし、コネクタ形状が統一されるのはもちろん大歓迎。今すぐ手持ちの全ての機材をType-C対応にアップデート(買い替え)して、鬱陶しいケーブルを整理したいくらいですが、それが実現されるまで後2〜3年くらいかかるんじゃないでしょうか。

 同時にThunderbolt 3 関連記事がたくさん配信されました。どれも興味深い考察が含まれているので、読んでいて楽しいです。

そしてAirはどうなるのか?

 値段の高さゆえか、自分の周囲では軽薄MacBookを購入したような人はいないのですが、それよりもやはり今年後半(たぶん10月)には実施されるであろう各製品ラインアップの一斉更新が気になります。そのタイミングで、果たしてMacBook Airはどうなるのか?消えるの?残るの?

 残存するのなら、USB Type-C の搭載は当然だろうけど(でもThunderbolt 3 はどうかなあ…)、プラスαとしてアグレッシブに考えるなら、やはりワイアレス化なのではないか。例えば下記のリンク記事にあるよう、次期プロセッサー「Skylake」でフィーチャーされる新機能の中には積極的なワイアレス化があります。何せネーミングが「Air」だから、ワイアレス化Mac第一段にはもってこい、本体の充電も無線化で来るかもしれないし(あの素晴らしいMagSafeが消滅してしまうことの代替になり得るか)、もしかしたらアップデートが遅れているThunderbolt Displayもイキナリ無線化してくるかもしれないですね。

 でも今年は買わない。