連載第103回
2015年12月6日
Apple Music は…

 「もうそろそろかなあ〜」とのんびり構えていたら、イキナリ980円課金されていたMUSICである。始めるのがちょっと遅かったので、皆とは遅れて今月に入ってからの課金だったのだけれど、更新しないようにする設定を施しておくのをすっかり忘れていたのです。

 つまり、今のところMUSICは利用しなくてもいいかな…と思っているということなんですけどね。

 ちなみに自動更新を停止する方法は下記の記事などを参考にどうぞ。MacのiTunesからはどうしても解除方法が分からなかったし、自力では到底その方法を見つけられなかったと思います。

 ところで、無料期間中にいろいろ試してみた末の個人的な嗜好の蓄積は当然引き継いでいると思っていたら、綺麗に消されていて初めから設定し直しなんですね。ちょっと驚きました。個人的には、ただ流れてくるのを聴くだけであれば、全てのジャンルの窓口を開いておく方なので問題はありませんが。

解約の理由

 というわけで、来月というか来年は更新しないつもりでいるのですが、どっぷり音楽を聴いている時間がめっきり減少してしまった、というのがその主たる理由。その少なくなった時間に音楽を聴くとすれば、やはり自分の好きな、その時の気分にぴったり合ったものを選ぶことになるのだけれど、そうすると自分が既に所有しているライブラリの中からチョイスすることになってしまうのです。そういう時に聴きたくなる音楽は既に手元にたくさんある。

 こんな状況ではあっても、しかし新しい音楽には受動的に出会ってみたい。僕の場合、その機会を与えてくれるメディアは今のところラジオか、bandcampです。ラジオはMac・PC版のradikoが相変わらずFlashなのでiPadで聴き(MacからFLASHを引っこ抜いたらネット世界はどう見えるか?)bandcampは毎週火曜日(日本時間だと水曜日)に更新されるBandcamp Weeklyを聴くという感じ。もちろん、MUSICも知らない音楽をオススメしてくれるのですが、ユーザーが好きそうなジャンルに絞ってくるので、amazon同様、世界が広がっていかない感じもします。

たとえデータでも所有しておきたい

 サブスクリプション型の音楽配信も便利なんだけれど「気が付いたら好きな楽曲がサーバーから引き揚げられていた」というような出来事に遭遇したのは、たぶん一度くらいあるんじゃないでしょうか。確かに以前そこにあったハズなのに、どこをどう探しても見つからない…というのは、もちろんbandcampも同様。今後淘汰により様々なサービスなりプラットフォームそれ自体が消失することは大いにありそうです。
 アーティストの様々な理由により、そこからデータを撤収する前に、やはり気に入った音楽は手元に所有しておきたいと考えてしまう…まあ、古い人間だと言うことですね。

 radikoはいつになったらFlashを卒業してくれるのでしょうか…。