連載第108回
2016年2月7日
Mac mini も時代が一周して新しくなるのならこうなって欲しい。

 型オチのMac Proが順調なこともあり、今年はMacを買わないと決めているのですが、思わず刮目してしまったPC記事に触発されてちょっと駄文を書いてみたくなりました。その記事というのはコチラ。

 そうなんですよ。パソコン本体をどんどん省スペース化していくとどうなるのか。その回答の一つがノートパソコンであることは確か。また近年ではコンパクトサイズを極めた安価なスティックPCというジャンルも出現しました。でも、パソコンを利用する時に必ず必要になるモニターともう一つのパーツ、キーボードに着目すれば、その中にロジックボードを収納してしまうのが一番合理的、という解もあるのではないかというのは、もう何年も前から思っていました(モニター側にロジックボードを内蔵させたのがiMac)。

 そもそもApple IIだってキーボード・パソコンと呼べる形状だったのかもしれない。後部に収納されているロジックボードがどんどん省スペース化されて、僕が中学生の頃にはPC-8001とかFM8とか、キーボードそれ自体がパソコンという時代がありました。というか、キーボードの姿がそのままパソコンという認識だった(まあ、同時期にMZ-80BとかMZ-2000とかありましたが)。

 なので最終的にはかつてMac miniだった本体が消失して、その中身はキーボードへ移動。外部モニタとは、最新の無線技術で接続されるというのはどうでしょう?あるいはiPad Proなどタブレットをモニタ代わりに使うのも合理的です。つまり自宅ではOSXベースのマシンとしてフルサイズのキーボード(つまりMac mini本体)&マウスを駆使した細かい作業、外出時にはiCloudを経由してiPadへデータを引き継ぎ、iOSアプリで簡単な事務作業…という感じに使い分け。ライトユーザーにはこれで必要十分な構成ではないか。あ、もちろん本体電源はUSB-TypeCで取ります。

 でも、ただひたすらに薄く小さくコンパクトにすれば良いという発想はよしていただき、使い勝手を優先して現状のテンキー付キーボードをベースにデザインして欲しいと思ったりします。

 というか、そもそもMac miniは今年も存続するのでしょうか?