連載第109回
2016年2月14日
仮想化ソフト「Parallels Desktop 11 for Mac」をインストールしてみる

 BootCampでWindowsを使用するのに毎回再起動が必要であるというのは、極端に使用頻度が低いとは言え、やはりとても面倒臭い。Windows環境で作成したデータをMacの方へコピーするという単純な作業さえ面倒臭い(何とそれぞれの環境から相手のディスク・ボリュームにはコピー出来ない仕様になっているのだ。だからUSBメモリ等を媒介する手間が発生する…何だそれは!)。だ〜いぶ昔にMac miniでWindowsアプリを動かすのに「CrossOver7.0」というものをインストールし、そこで当時はまだWindows版しかなかった初音ミク試用版を動かすというブログネタを書いたたことがあるのだけれど、それと似たような環境を構築できないものだろうか…という要望にググって挙がってきたのは「Parallels Desktop 11 for Mac」です。RUN WINDOWS ON YOUR MACです。

Parallels Desktopとは?

 一体何が出来るソフトウェアなのか?詳しくはact2さんのコチラの製品ページを読んでいただくとして、ざっくり目を通したみると「Macのデスクトップ上に、入れ子状態でWindowsのデスクトップを開く事が出来る」というものらしい。仮想化ソフトと呼ばれるジャンルの製品だけあって、どことなくヴァーチャルな感じがします。しかしMac上でのWindows利用だけを目的にした製品なのかと思ったら、それ以外のメジャーなOSにも対応しているし、もっと驚いたのは「過去のMacOSXも同時にデスクトップ上に置く事が出来る」という点。これはちょっと試してみたい!ちなみにParallels社の製品ページはコチラ

早速インストール

 「Parallels Desktop 11 for Mac」のパッケージを購入して開封してみると、そこにはシリアルナンバーを記したカードと、オマケのシールが入っているだけでした。基本的には正規ユーザーであることを証明するシリアルナンバー購入費になるので、ダウンロード版でも全く構わないでしょう。インストール手順はact2さんのページを参考に進めます。

 まずはコチラから最新版のParallels Desktop 11 インストーラをダウンロード。このブログを書いている時点では「2015−12−29(11.1.2)32408」が最新版でした。容量は306.8 MBと小さなもの。その.dmgファイルをダブルクリックして解凍すると、デスクトップにインストーラーがマウントされます。

 マウントして開いたウィンドウのアイコンをダブルクリック。同意。

 いつも使っているMac用のパスワードを入力。

 「以前のバージョンを削除」と言われても、今回が初めてのインストールなのだが…。Parallels Desktopの過去バージョンからアップグレードの際はコチラを参照のこと。

 任意で。

 新規ユーザーとしてメアドを登録し、サインインを押します。

 登録したメアドに紐付いたアカウント作成(そのうち登録メアド宛に、アカウントを有効化するお知らせが来るので、忘れずにチェックしておく)。インストール作業はこのまま続行可能です。

 次の画面でシリアル番号を入力するのですが…左下に「14日間の無償トライアル」のボタン発見。もう製品版を購入しているので意味は無いが、とりあえず試用してみることに。

 謙虚にスタンダード版を選択します。

 「トライアルを継続する」をクリック。

 ここまでは順調に行きましたが、この「新規仮想マシン」でちょっと戸惑う。長くなりそうなので次回に続く。

 しばらく「Parallels Desktop 11 for Mac」ネタが続きそうです。