連載第69回
2014年6月19日
WordPress(10)テキスト:段落頭の一字下げ&禁則処理

 前回は画像素材の配置について自分にメモを書き残しましたが、今回はテキスト周り。
 まずテキストエリアは前回掲載したCSSで設定した通り、<id=”post”>エリアの中央より若干右寄せにします。理由は単純に自分自身がその配置だと気分が落ち着くから。
 文字サイズは、聞くところによるとem指定で行うのがレスポンシブWEBデザインに適しているらしいのですが「感覚的に把握できない」という個人的理由で見送っています。ちゃんと頭で理解出来るようになったら再考。
 そして今まで同様、基礎がなっていないから、キチンとした根拠なくテキトーに感覚頼りで本文テキストのサイズや行間隔、文字送りなどを設定しているのですが、このチマチマした試行錯誤の最中がとても楽しい(永遠に決まらないのでテキトーに終わらせます)。

段落頭での一字下げ問題

 引っ越しにあたり、今回初めて検討することになったのは、本文テキスト記事における各段落頭の一字下げは「アリかナシかの、どちらが良いのか?」というお話。昔から僕は何も悩むことなく、段落の頭は一字下げるものだと考えて現在に至っているのですが(もちろん当サイトも字下げしてます)、先日ふとweb上の記事をあちこち読んでいて「ありゃ。いつの間にか、字下げしてないサイトの方が多くなってる」と気が付いたのです。

 いろいろ関連記事など読んでみると「字下げは見た目が美しくない」という意見も見られて新鮮でした。個人的には紙媒体の影響を引きずっているだけで、字下げの見栄えについて考えたことなんて無くて、ただ最近時折感じることが多くなったのは「わざわざスペースを挿入して字下げするのが面倒くさくなってきた」という事だったりします。そこで引っ越し先では試しに字下げ無しにしてみようと思います。

禁則処理の設定

 続いては禁則処理の問題。これは当ブログ開設時にちょっと考えました。Mac関連の記事を書いているとどうしても英単語が出てくるし、改行する際にそれが分断されてしまうのはどうなのかしら…と思いつつも、現時点では

word-break: break-all;

としています。つまり英単語の分断のみならず、日本語の句読点も行頭に置いてしまう仕様です。何故そんな仕様にしたのかと言うと、これが不思議なことに「テキストの右端がギザギザになるのがイヤ」という、ついさっき上の方では字下げの見栄えなんて考えたことないと書いておきながら、ここでは行末の見栄えを気にしているという支離滅裂っぷり。

 もちろん行頭がいきなり「、」でも困るわけで、そこは文章をチマチマと組み替えたりして対処しているのですが、そろそろそんな気苦労にも飽きてきたということもあり、引っ越し先では

word-break: normal;

にすることにしました。今度は元気よく右端がギザギザになりますが、これが新鮮だったりします。

しかしズレている

 しかし何故、記事タイトルがこんなに左にズレてしまうことになったのか。積極的に記事本文を右寄せしているから、その乖離っぷりが尋常じゃないのだけれど、このような状況に放置している理由を他人にうまく説明出来ません。読者に「なんでタイトルと記事本文の位置、こんなにズレてるの?」と尋ねられたらどう答えるべきか。ここは自分に正直でありたい。

オレもよく分からないんだよ…。

 いくら黄金比だから美しいのだと説明されても、それを美しいと感じられなければ意味が無い。あ、別にこのレイアウトが美しいと言っているワケではありません。がしかし、この世の中、きっちりと理由を説明できる事なんて、だいたい瑣末なものだったりするというか、「説明できてしまうことのつまらなさ」に意識的でありたい。「ワケが分からない」事象の屹立に、その困惑を楽しんでいる僕が居ます。つづく。

最後ワケが分からなくなりましたが、次回に続きます。