連載第102回
2014年9月21日
作業環境の下準備(WordPressデータベースのインポート)

 外付けSSDにインストールしたMavericksを、先日リリースされた10.9.5にアップデートしました。今のところMAMPとの不具合もなく、日本語入力の「かわせみ」の挙動も問題ありません。いまさら感ひしひしのMavericksデビューですが、当初いろいろ不具合報告があった部分はもう解消されているのか、このまま音楽ツール等もインストールして動作テストしてみたいところだけれど、すぐ来月にはOSX 10.10 の「ヨセミテ」が登場するわけで、Mavericksには「繋ぎの橋渡し」という印象もあり我が家での使用期間は極短期間で終了する予感。個人的にはヨセミテが本命と興味津々で、とても楽しみです。

 さて、前回から引き続き、下準備篇の2回目。今回はインストールしたMAMP上のWordPressの動作環境を、現時点で公開中の「まわるフリフリのフリ」と同じ状態にしますが、まずは、自分のメモ記事を参考にWordPressのセッティング続き。http://localhost:8888/ にアクセスして、サイトが表示されるように設定します。

プラグイン環境を合わせる

 flipflipflip.comは、環境の兼ね合いでちょっと古いバージョンのプラグインでストップしていたりします(うっかり最新版をインストールしてしまうと真っ白になることしばしば)。MAMP上でもそれに合わせて、古いプラグインをインストールするのですが、古いバージョンをネットで探してきてインストールするのは何気に面倒くさいので、既にアップ済みのflipflipflip.comサイトにCoda 2でFTP接続してローカルに落とします。

 ウィンドウの右から左へ直接ダウンロード。合計14個になるけれど、あまり使わないものはダイエットしてさらに少なくする予定。この後、コピーしてきたプラグインの有効化をするのですが、DISQUSってMAMPからでもちゃんと表示されるのかしら?
 とりあえずHello Dollyは削除し、ローカル作業用に「Better Delete Revision」「Custom Query String Reloaded」「Get Custom Field Values」「Scalable Vector Graphics (SVG)」「SyntaxHighlighter Evolved」「WP Multibyte Patch」を有効化します。その他のプラグインはテーマ移行が落ち着いてから考える。

FLFLテーマの導入

 引っ越しメモ・シーズン3は「FLFLテーマへの移行」が中心の企画なので、flfl.meで採用中のFLFLテーマも先にコピーしておきます。WordPressインストール直後のまま、現時点で切り替えるとこのようになります(フッターがまだ「フリフリミィ」のままになってます)。WP 3.1.4 でも今のところFLFLテーマは作動してる模様。

WPデータベース、SQLファイルのインポート

 そして本日のメインイベント、データベースのインポートです。まずは機会があれば試してみたいと思っていた、SQLファイルのインポート。以前、WordPressのプラグインを介したXMLファイルでのエクスポート&インポートは成功したのだけれど、投稿記事IDやカテゴリーIDの番号がズレるという現象が起きました。今ではもう納得出来ているのですが、RAWなSQLファイルだとどうなるのか…。まずはSQLファイルのエクスポート。

 phpMyAdminを動かすため、MAMPから臨時でPHP 5.3 に切り替えてダウンロードしたSQLファイルをインポートしてみます。特にアレコレ設定をいじるわけでもなく素直にやってみる。

 インポート完了。早速アクセスしてみる!

 ダメでした。

 テキストエディタ等でhttp://www.flipflipflip.com/をhttp://localhost:8888/に置換しないとダメなのか、あるいはその他細かいテーブルの中身を調整しないとダメなのか原因は解りませんが、とにかくそのままRAWデータをインポートしてもダメという事は分かりました。復旧の仕方が分からなかったので、mini_DBを一旦削除してから再び作成、それだけだとまだダメだったので、WordPressも捨て、再インストールして始めに戻る。

XMLファイルでインポート

 個別テーブル単体でインポートしたり、http://www.flipflipflip.com/をhttp://localhost:8888/に置換したりしようかと思ったけれど、またハマりそうな予感がしたので、ここは過去の成功体験にすがって素直にXMLファイルでインポートすることにしました。

 「まわるフリフリのフリ」からエクスポートしたXMLファイルをインポートします。その前に、ダッシュボード>設定の主要項目をリモートとローカルで合わせておくのですが、僕の場合、パーマリンクのカスタム設定を忘れないようにする。

 インポートの際、添付画像などのアタッチメントも元サイトからダウンロードします(↓画像)。そこで今回、ちょっとテストしてみたかったのは、これまで「まわるフリフリのフリ」では添付画像を全て一緒くたに「uploads」フォルダにまとめていたのですが、さすがに量が多くなって管理が難しくなってきたので、インポートする前に予めダッシュボード>設定>メディア、で「アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダに整理」にチェックを入れておきました。インポート処理中、画像を自動で仕分け&リンクの再設定をしてくれるのかどうか注目です。してくれないと困る。

 そしてインポートボタンを押して1時間ほど待ちました。

 …長かった。これまでの投稿記事に添付していた画像を全て落としてくるのは、さすがに時間がかかりました。さて、ローカルMAMP上の「uploads」フォルダはちゃんと年月毎に仕分けされているでしょうか?

 仕分けられてた!

 そしてブログ記事はちゃんとインポートされているのか!?

 おお!サクッと確認してみたところ、たぶん添付画像も含め、とりあえずこれまでの投稿記事は全て無事インポートされているようです。フッターにもカテゴリーがちゃんと表示されている様子(サイト説明の箇所はまだ「フリフリミィ」のままですけど)。しかし何よりも感動的なのは、各カテゴリーの記事番号がちゃんと表示されていること。引っ越しメモの第○○回が、タイトルとズレずにきちんとカウントされているのが素晴らしい!>まあ、当たり前の事なんでしょうけれど。次回は丸アイコン(アイキャッチ画像)の貼り直し作業デス!つづく。

俄然やる気出てきた!