連載第181回
2023年1月3日
MAMP PRO & NAMO2 でやりたかったアレ…が出来ない! トラブル番外編

昔、若かった頃は「Macは取説読まなくても何とか動かせるところが素敵!」みたいなノリで、インストールしたあと直ぐにアレコレいじり始めたりしていましたが、今はちょっとした認識のすれ違い、というか主に自分の「誤解」によって作業がストップしてしまうことが多くなりました。なので、事前にネットに公開されているテキストや動画などに目を通しておきます。

まず自分が有料版のMAMP PRO & NAMO2で実現したいのは2項目。
・Mac mini内で複数のローカルサイトの作成&管理
・その他のデバイス(iPadやスマホ)からMac mini内に立てたサーバーのブラウジング

以下、インストール後に横になってiPadで閲覧した参考記や動画など(順不同)

Mac mini内で複数のローカルサイトの作成

では早速、MAMP PROの売りである、複数のローカルサイトを無制限に作成できる、という機能を試してみます。

左下にある+ボタンを押すと、「emptyかWordPressか?」と聞かれるので、ひとまずここは新規の空ホストを作成。適当に「ABC.def」という名前のサイトにしてみます。続けてファイルを設置するルートディレクトリの場所の指定。

設置する場所は、「HD>ユーザー>アカウント>Sites>localhost」 内です。画像では前回のインストール時に旧データから自動で複製コピーされたものが既に作られています。

Create Hostボタンを押す。ここで、そのサイトをSSL対応にしたい場合はチェックボタンを入れます。

作成したら、本体右上にあるサーバーのスタートボタンを押す。起動すると緑色になります。続けて「Open」ボタンを押すとブラウザがサイトを読み込んで開きます。

Safariで空のサイトが表示されます。空ホストの作成時には自動で「index.php」がサンプルとして仮置きされ、それが表示されている状態です。

とまあ、こんな感じでローカルにサイトを作成するのは、基本的にマウスをポチポチする+αだけでメチャクチャ簡単です。これまでのようにお金を出さずに無料版を使い、ネットで情報を集めて工夫して複数サイトを作る、というのもアリと言えばアリですが、今後は知力・体力が劣化の一途を辿っているので、手間暇かける時間をお金で買いました。

ローカルサイトで何をしたいかと言えば、ネットで公開している当サイトflipflipflip.comのバックアップと、衰えた自分の備忘録のための雑記帳サイトを作ることです。その雑記帳サイトには、日記や連絡先、各種手続きメモ、などなど、とにかく記録しておきたい事柄を雑多に貼り付けて、健康面で何か起きた場合の「記憶のバックアップ」として使いたいと考えています。

その他のデバイスからMac mini内に立てたサーバーのブラウジング → iPadからアクセス出来ない!

では次に、Mac mini内で立てたサーバーへ、外部の他のデバイスからアクセスしてみるテスト。

ついでなので以前からローカルにバックアップしていた「flipflipflip.local」というホストを立てることにします。まずは空のホストを作成。

インストール時に自動で複製コピーされたファイルを置いているフォルダをドキュメントのルートに指定。

ホスト名を「flipflipflip.local」にします。以前の無印MAMPで作成した時はSSLを使っていなかったので、SSLのチェックは入れないでおきます。

右上のサーバー起動ボタンを押します。緑色になったら「Open」ボタンを押す。

来ました!とりあえずMac miniのローカル内で、Safariからのブラウジングを確認。バックアップしていた過去記事へのリンクも問題なし。

ではiPad Proからのアクセスを試してみる…が

それではNAMO2を起動して、新規にホスト名を登録します。MAMP PROの方は、リファレンスの下にある「via “NAMO”」にチェックを入れてセーブし直してから、またサーバーの起動ボタンを押します。たぶん、こんな感じで良いのでしょう。その他の設定は弄ってません。

準備を終えて、iPad ProのSafariから接続!

iPadやiPod touchから接続できない!

絶句…。

どの設定を間違えたのか、何度もチェックし直しても問題解消せず。

以下、外部デバイスからのアクセスが出来ないトラブル発生後に目を通したもの

実は、このトラブルを解決するまでに6時間かかりました。つづく。

次回、解決編。