「One more thing」をキャッチに使ったAppleの11月11日イベント動画配信を翌早朝に見た。ハイライトはやはりクレイグ・フェデリギで、この場面には本当に声を出してゲラゲラ大笑いした。
笑いのポイントは下記
- 表情
- タイミング
- 半開きのMacBook Air
理想の相手が目の前に現れ、その姿を無心で見つめているかのような表情。見方によっては何かを吸引して「キマっている」とも言えなくは無いが、絶妙であることは間違いない。一体、何テイク撮ったのだろうかと余計な事を考えてしまい、笑いに拍車をかけた。
バックに流れる音楽とライティング、それらが絶妙なタイミングで切り替わる。この場面をくどく長引かせるような事はせず、素に戻るタイミングも的確で、ここで笑って下さいと懇願になってしまう寸前に止めて、ここは笑うところだと視聴者に気付かせる尺取りである。一体何テイク撮ったのだろうかと余計な事を考えてしまい笑いに拍車をかけた。
通常の商品説明ならディスプレイを豪快に全開させるだろう。しかし何故か彼は半開きさせるだけなのである。ここに「覗き見」の気配を混ぜ込んでいることは明白で、「半開きで行く」と判断したディレクションに感心しつつも、一体何テイク撮ったのだろうかと余計な事を考えてしまい笑いに拍車をかけた。
M1チップ、その売り方に唸る
ARM Mac最初の製品ラインアップは低価格MacBook系に加えて、ちょっと予想外だったがMac miniも入っていた。様々な関連記事で既に語られているけれど、周波数は変わりない同一仕様の「M1」チップを(低価格のAirには歩留まりで生じた7コアGPU版を使っているが)、筐体の違い(冷却性能の違い)で差別化するという新しい売り方で来た。これはシンプルで面白いと思う。つまり、見た目にデカくなれば性能が良いマシン、というくらいの分かり易さになるハズ。
そして何と、GeekbenchスコアでMac miniがトップになる
Singleコアという限定で、かつ瞬間風速的ではあるが、この記事を書いている日に何とMac miniが首位に立った。あのMac miniが、である。CPUコア単体で見れば、デビューして即、IntelやAMDのハイエンドと肩を並べてしまったのである。訴求している対消費電力で言えば圧勝しているかもしれない。
もちろんMultiスレッドやGPU方面ではまだまだ下位ランクに甘んじてはいるものの、これは毎年の進化を追うのが面白くなってきた。とりあえずメニーコア対応と拡張性をどのような塩梅でプロ向けMacに展開させるのか、来年の春が今から楽しみだ。ちなみに第一世代M1マックはいろいろ理由があって購入見送り。
「Apple M1」でMacの性能が大きく伸びたワケ Intel脱却計画に課される制約とは?(ITmedia)
最新Macに搭載されるM1チップとは何なのか。その謎を紐解いてみる(engadget日本版)
新型MacBook AirとPro、「アップル独自“M1″チップ」7つの事実…価格だけじゃない“違い“を探る(BUSINESS INSIDER)
Mac Benchmarks
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2020-11-15 > 僕はアップル様が嫌い