連載第11回
2020年11月9日
『 One more thing 』には嫌な予感しかしない

まさかそのフレーズを使ってくるとは…

遡る事4年前の『hello again』が脳裏を過る。結局、その時に再発明だの進化だの、イノベーションだのとまくし立ててきたのはTouch Barだった。何だソレは?とズッコケた。ズッコケた時の気分だけは今も鮮明に思い出せる。

MacBook系ARM Macの登場はもう想定されているのだから、こちらが考えもしなかった1発!という、その時にこそ使うべき「One more thing」は、ただのARM Macであってはならない。だがしかし、それ意外の何かが発表されるとは思えない。イヤな予感というのは、結局想定の範囲内での製品発表で終わってしまうのだろうなという諦念である。「hello」は使用済み燃料と化してしまった上に、また「One more thing」をイベント開始前に掲げてしまうセンス皆無のお粗末さ、再び大切なリソースを無駄遣いしてしまうのかという憤り…を通り越しての失笑しかない。

嫌な予感リスト

もう一つあります…って。