まさかそのフレーズを使ってくるとは…
遡る事4年前の『hello again』が脳裏を過る。結局、その時に再発明だの進化だの、イノベーションだのとまくし立ててきたのはTouch Barだった。何だソレは?とズッコケた。ズッコケた時の気分だけは今も鮮明に思い出せる。
MacBook系ARM Macの登場はもう想定されているのだから、こちらが考えもしなかった1発!という、その時にこそ使うべき「One more thing」は、ただのARM Macであってはならない。だがしかし、それ意外の何かが発表されるとは思えない。イヤな予感というのは、結局想定の範囲内での製品発表で終わってしまうのだろうなという諦念である。「hello」は使用済み燃料と化してしまった上に、また「One more thing」をイベント開始前に掲げてしまうセンス皆無のお粗末さ、再び大切なリソースを無駄遣いしてしまうのかという憤り…を通り越しての失笑しかない。
嫌な予感リスト
- 想定通りのMacBook系の発表で終わる
- 2倍に広くなったTouch Bar
- キーボード部分も液晶パネル化しかねない
- 大取りがiPad Proなのかもしれない
- これまでに作られたどんなノートPCよりも薄い
分かった。もうそれは分かっているんだ。それで「One more thing」を使うな!
僕の周囲では誰も褒めている人はいないし、ユーザーのウケはあまり芳しくないらしいから、意地を張って縦方向2倍に広げてくるかもしれない。
ファンクションキーの偉大なる再発明(笑)である「Touch Bar」の大衆のスルーっぷりに怒って、キーボード部分も液晶パネル化してこないかと戦々恐々である。「Touch Bar」を自画自賛するような脳味噌なら、その方向で攻めてくる可能性は捨て切れない。怖い。
MacBook系とiPadの境界が曖昧で、個人的にはそれぞれのOSを分類している意味が分からなくなっている。つまり、iPadは指で操作している意味が分からなくなり(だからPencilが登場した)、ブック系は指で操作させないことが意味不明になりつつある。iPadが高性能化すればするほど、じゃあMacBook系って何なのよ、という気分にもなる。もしかしたら一連のブック系を紹介したのち、最後に新型iPad Proが紹介されて「ゆくゆくはこの2カテゴリーの製品を1つに融合させる」とか言い出しそうだ。その結論に至るまで、迂回し過ぎて馬鹿げているけど、理に適ってはいる。
だから、それだけは止めてくれとあれほど…。
もう一つあります…って。
2020-11-09 > 僕はアップル様が嫌い