連載第31回
2022年2月19日
Mojaveへダウングレードしたらスリープからのモニター復帰不具合が直った(みたい)

Big Surに呆れ果ててMojaveにダウングレードした理由の1つに「スリープからの復帰でモニター表示がコケる」と言う不具合があった。MojaveにOSを落とすためにアレコレしている最中、メインの液晶モニターをGechicのモバイルモニターからナナオに換え他のだけれど、HDMIケーブルは他のマシンに取られていたので、USB-C→DPケーブルを新調した。「Silkland Thunderbolt 3 to DisplayPortケーブル」と言うもの。

このケーブルで、Mac miniのUSB-C端子の1つを使い、ナナオの液晶モニターに接続。スリープさせてからマウスやキーボードをいじるとモニターが無事復帰した。たぶん、直ったと言うか、これがOSとしては正常なわけで、Big Surは消費者センター案件だと思う。

ナナオのモニター信号スキャンがじれったい

メインで使用しているEIZO EV2436Wは、DVI、DP、VGAの3入力があり、現在DVIをメインの作業用に使用している。ここで、サブであるMac miniの画面に切り替えようとしてシグナルボタンを押すと映像信号のスキャンを始めるのだが、その順番が必ずDVI→VGA→DPなのである。DPの前に「VGA」の信号を必ず読みに行くので、2秒ちょいくらいの間が空く。それがじれったい。信号切り替えボタンを押したら、すぐMac miniの画面に切り替わって欲しい。

とある謎メーカーのHDMI→VGA変換アダプターを買ってみたが…

そこで、割と★★★の数が多めのHDMI→VGA変換アダプターを買ってみたのだが、Mac miniのHDMI端子に接続してVGAケーブルを繋げてみても液晶モニターは画面真っ暗のまま。全く映像が出てこない。念のためにGechicの専用VGAケーブルを使ってGechicに繋げてみてもダメ。即返品した。

SnowkidsのHDMI→VGA変換アダプターを試してみた

懲りてチマチマとDP接続で満ち足りておけば良いのに、高齢者特有の納得いかない駄々こねが始まって、今度は「Snowkids HDMI→VGA変換アダプター」と言うスリムなケーブルタイプのアダプターを買ってみた。商品画像をみると、ケーブルが編み込みになっており、取り回しが楽そうである。ゴワゴワとした硬いケーブルはイヤ、編み込みケーブルならしなやかで柔らかいであろう。

編み込みケーブルである。柔らかそう。

あれ?

あれれ??
形状記憶している?

予想に反して、確かに編み込みタイプではあるものの、折り曲げた形を維持してしまうくらいには、そこそこに硬いケーブルであった。ただ、VGA変換の役目は果たし、何とか信号はEIZOモニターに行くようにはなった。DVIを表示させている状態からシグナルボタンを押すと、VGAをスキャンしてすぐ画面が切りかるようになった。

が、しかし。VGAの性能のせいなのか分からないが、画面全体の輝度が若干低く、暗い(モニター側で輝度を上げれば大丈夫だが)。しかも微妙に色が悪い。例えば蛍光色系のブルーを使った画像では、DP接続の時には発色も問題なかったのに、VGAケーブル経由だと蛍光特有の発色が無視されてベタな色に変わってしまっている。この変換アダプターのせいなのか、VGAの仕様なのか分からない。900円弱のアダプターだからこの程度なのか、例えば「USB Type-C ドッキングステーション USB-DKM2BK」みたいな高級な製品ならちゃんとした発色なのだろうか。
が、しかしこれ以上追求していくと無駄な出費が嵩みそうだったのでこれで良しとしておく。

ちなみに、USB-C→VGA変換アダプターを選ばなかったのは、USB-Cは何かと利用頻度が高く、Mac miniの背面に4つある端子をビデオ信号に取られたくなかったと言う理由から。せっかくHDMI端子があるのだから、映像はそこを使いたいと思った次第である。

まあ、多少問題はあるものの、とりあえずHDMIを使って液晶モニターに画面を映している状態でも、スリープ解除ですぐ復帰するようになった。

柔らかいケーブルは永遠の課題。これまで一番満足度が高かったケーブルは住友電工の細径Thunderboltケーブル。あれはしなやかで細く、とても良かった。