「M」ではなくて「G」。というわけで目の前にMac miniがある。2005年に発売された初代のPowerPC G4版である。約20年も昔の中古コンピューター、1.42GHz・メモリ512MB・内蔵HD80GBで納得の5,700円(送料込み)。
Mac互換機が起動不能になった
きっかけは単純である。昔作った楽曲の歌詞を調べようと思い、外付けHDにバックアップしておいたファイルを探していたら、プレーンなテキストファイルで保存しておらず、当時のMacOS7〜9上で愛用していた「Acta7」というアウトラインプロセッサの独自ファイル形式のまま放置していたことが判明した。昔の自分を叱りつけたいと思った。なぜテキストファイルで書き出して保存しなかったのか…。しかし部屋の片隅にはMac互換機がある。内蔵HDに保存してあるMacOS9環境で起動すれば、問題なく参照できるであろうと思い電源ボタンを押したらどうだ!
プツッ…プツッ…プツッ…プツッ…
と微弱な音を立てるだけで、全く起動しない状態となっていた。遂に昇天してしまったか…何せ27年前のコンピューターなのだ、そりゃそうだろうと思う。
天板の黄ばみよ
箱を開封してMac miniを取り出してみると、やはり経年により天板が思いっきり黄ばんでいるのだが、そこは「レトロ感」として気にしないでおく。約20年という歳月がそのボディに染み込んでいるのだと考える。とりあえずサクッとキーボードやマウス、モバイルモニターに繋げて電源ボタンを入れると、古びた内蔵スピーカーから枯れた音を鳴らして無事起動した。
ホワイトバランスが自動調整されてしまったので、写真では天板が白く見えるが、実際は黄ばんでいる。
2024-05-23 > 僕はアップル様が嫌い