そして再びピアノを録り直したのです。以前までのベーゼンの他に、所有しているピアノ音源を順に入れ替え差し替え聴き比べ、どれも単品ではやはりベーゼンの方が独特の世界を持っていて敵うものが無かったのですが、ふと「Steingraeber」という、どう発音してよいのやら全く読めないピアノの音(それを蓋半開きにしたもの)を何気なく重ねてみたら、ちょっとベタな響き(ダブルだし)に聴こえる懸念はあるものの、ベーゼン単独の少し暗すぎる感じが晴れたような気がしました。さらに途中で幾度か顔を出す高域の単音は、Pianoteq 3のモデルCをカスタムしたものに差し替え、つまり3つのピアノによるハイブリッドなトラックにしてみました。

ユレル ― working in progress ―
ユレル ― DEMO / SAMPLES ―
flfl.me
リバーブによる音空間は前回のままAltiverb 7 & FLUX VERB なんですが、次回はもう少しAltiverbの方を突き詰めてみたいと思います。
2012-06-14 > 音楽とか