シーラ・ラパーナ浄化作戦の最中、ここに来て、まさかの中古Windows PCマシン購入である。物をどんどん減らしていかねばならないこの時に、またモノを増やしてしまったことの罪悪感たるや。
ハード面での必須条件はもちろんRS-232Cポートの装備。RS-232Cなんて、いまだかつて使った事がない。古いMacでこれに該当する「シリアルポート」をモデムやMIDIインターフェースで使った事くらいがせいぜい。なので、購入前に時間をかけてあちこち調べたが「IOIO A」ってどういう意味なんだ。この端子は、古いWindowsマシンなら、大抵のものは装備しているものらしいが、逆に、Coreシリーズの時代になっても装備していたのが凄いとも思う。
スペックをどうすれば良いのか悩む→Windows7 Pro 32bitを選択してみた
アップデート作業においては、QUANTECのファームウェアを内包したプラグインのEXEを起動することになるのだけれど、PCの作業環境をどう整えれば良いのか、その辺りの説明が公式サイトのどこにも見当たらない。Windowsについてはまるで分からないので、どのバージョンのOSにしたら良いのか、勘が全く働かない。XPとか2000とかVISTAとか、7、8、10とか。32bitと64bitで挙動が変わる事があるのかなどなど。
英文マニュアルにも目を通したが、アプリケーションの操作方法だけ記載されていて、必要なPCの作業環境に関する説明はない。ダメ元のやっつけ本番ということで、下記のような最低限ギリギリスペックのマシンをチョイスした。32bitにするか、安全策として64bitにしておくかはかなり悩んだ。
HP Compaq Pro 6300 SFF
- Windows7 Pro 32bit
- CPU:Core-i3-3220 3.3GHz
- メモリ:4GB
- 内蔵HD: 480GB
- RS-232Cポート装備
とりあえず今回は起動さえすれば良いという事で32bitを選び、ひとまず値段が安いことを優先した。
作業に必要なアプリケーションやマニュアルなどの準備
手持ちのYardStick 2496を「ひとまずバージョン3.1にアップデート」するのに必要なファイルは一体どこにあるのか?場所は上図、Downloads > RS-232 Tools for 249x Upgrades にアクセスしてから…
かなり分かり難いのだけれど、上図のページを下っていって、次の場所にある。ちなみに途中にある「RS-232 FAQs」もShow allで開いて目を通しておく。
上(2492用)でも下(2498用)でもなく、真ん中の「2496_QRS_22x4_SIMPLE_31.exe」がそれ(分かり難いな!)。これを使って、YardStick 2496を「3.1」にアップデートする。
PCでツールを使う際のマニュアル
実際にPCを使って作業する際の手順を記したマニュアルは上図、Downloads > User Manuals の矢印のPDFファイル。
USBメモリにコピーしておく
PCからネットにアクセスすれば良いのだけれど、Windows7という古いOSでうまく繋がるのか分からなかったし、メモリも4GBしか積んでないマシンだったので、事前にMac miniで必要なEXEやPDFファイルをダウンロードし、適当なUSBメモリにコピーしておくことにした。USBメモリはMacのディスクユーティリティで「MS-DOS(FAT)のマスターブートレコード」にてフォーマットしておく。続く。
2023-05-14 > Musical Instruments & Gear