前回からの続き。先週辺りからチラホラと赤紫蘇が店頭に並び始め、梅の方も今のところカビが生えるアクシデントもなく順調に漬かっているようなので、ここらで赤紫蘇の塩漬けを追加投入することにしました(6月30日)。購入したのは300gを2袋。毎回、赤紫蘇をどれくらい買えばよいのか悩むのですが、というのも店頭で袋詰めで売られているのを見ると結構なボリュームがあって「あれ?1袋で良かったっけ?」と考え込んじゃったりするのです。後ほど分かりますが、パッと見大量にありそうだけれど、塩揉みすると見る見るうちに圧縮されてしまい、決して「うわっ買い過ぎた!」ということにはなりませんのでご安心を。
僕は梅干し同様、この赤紫蘇も大好きなので、多過ぎても全く構わないのですけどね。ちなみに今では予め塩漬けされたものが適量パックされて売られていたりもするのですが、それは全然楽しくないでしょ、ということで自分で揉みます。人はモミモミ揉む事が大好き、これ大切な事。
いつものことだが、やはり今回もテキトーである
では赤紫蘇の塩揉みですが、今回も僕の人生観そのままのテキトーっぷりです。繰り返しますがこの一連の制作記事、他人に梅干し作りのノウハウを伝授する気持ちはさらさらなくて、単に製造年月日の記録メモ代わり。なので、みなさんはキチンと分量などその他サイトを参考にして作ってください。まあ、しかし、なかなか思い通りの味にはならないだろうけどな(失敗を重ねて自分流を獲得せよ)。では早速、写真をダラダラ並べるだけの簡単なお仕事。
まずは当たり前だけど、葉っぱをもぎとりますよね。
2袋分葉っぱをもぎとって、適量に小分けしフライパンに盛り、そこへ塩をまぶします。量は…適当です。ここで何故フライパンなのかというと、単にボウルなどを持っていないからですが、洗面器等でも問題ないと思われます。で、両手でモミモミひたすら揉み続けます。あんな感じで愛を込めて揉んでください(うそ)。
そんなに水分も感じられないし、どちらかというとパリパリしてる感じもする赤紫蘇だったのですが、塩をまぶしてモミモミしているとあら不思議。次第に葉っぱの内側から汁がにじみ出始め、ヒタヒタに変貌してゆくのでした。あれほど嫌がって恥ずかしがっていたのに…10分もすればホレ、もうこの通り。ちなみにここまでのモミモミは力を入れる必要は全くありません。かるく混ぜ合わせるような、そう、ああいう感じのモミモミで大丈夫。
そしてヒタヒタなった赤紫蘇を、今度は力いっぱい絞ります。フライパンの底に押し付けるような、あ、パンをこねるような感じというか。パン、作ったことないけど。あるいは、そばをこねてる感じと言いますか。そば、打ったことないけど。とにかくモミモミじゃなくてグイグイという感じ(注意:手首を痛めないように)。強弱を交え場を盛り上げるのもまた一興。そうするとホレ、赤紫色した、歓びのアク汁が大量に出てくるのですが、コレはさっさと捨ててしまいます。
そしてヒタヒタに梅酢に漬かっている梅と赤紫蘇を合わせます。コンビネーション技!
そして前回同様、ビニール袋でナベをつつみこんで、ペットボトルの重しを乗せます。7月中旬以降、梅雨明けころまでこの状態で暗所に放置するのですが、やはりカビが生えていないかどうか、数日おきにチェックはしようと思います。繰り返しますが、そこだけはテキトーに出来ないところです。
今回、やたらモミモミを強調しているのは「大人の夜の梅干し作り」に他ならないからです。次回、後編は7月下旬の更新予定です。
2013-07-02 > 放談ラジオ