連載第69回
2014年12月31日
2014年をサラっとフリ返ってみる

 みなさん、こんばんは。WordPressのダッシュボードを開いたのが大晦日の22時半、残りわずかということで、さらっと今年1年を振り返ってみます。

今年の読書

◆『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル(著)池田香代子(翻訳)
◆『Self-Reference ENGINE』円城塔(著)
◆『アイアンマウンテン報告―平和の実現可能性とその望ましさに関する調査』レナード・C. リュイン(著)山形 浩生(翻訳)
◆『死せる魂』ゴーゴリ(著)
◆『一週間 de 資本論』的場昭弘(著)
◆『資本論』マルクス(著)エンゲルス(編)向坂逸郎(翻訳))5巻まで、現在6巻を読んでる最中で来年の春頃に読了を予定。

 今年は異例の少なさでしたが、主に遅読が原因。保坂和志『朝露通信』は買って数ページ読んでみたものの、やはり電車の中でしか読書を楽しめないということもあり、来年改めて仕切り直し。ちなみに積ん読しているのは『ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法』冨田恵一(著)です。

今年のCD

 ベストCDとか順位付けは無し。今年初めに書いたように、無闇やたらと買いまくる時期は、僕の中ではもう終息したようです。ただ、買ったCDは少ないだけあって始終ループで「濃く・深く」じっくりと聴きまくっていた印象があります。昔「いろいろ幅広く音楽を知っておくため」と言って買いまくっていた時より、確実に音楽に対して幸福な時間を持てました。自分の中でちょっと事件だったのは『インターステラー』のOSTを購入してこの1ヶ月間ずっとヘビーローテーションしていたことでしょうか。まさかここでハンス・ジマーとは。

今年の映画

 映画もベストとか順位付けはしません(映画館で鑑賞したものは「映画百本(鑑賞リスト)」に掲載)。どの映画も、どこか1つは素晴らしい画や構図、その他着眼点(テーマ)や、一瞬の閃きや、印象深い台詞がありました。特にドキュメンタリー映画の分野で幾つもの大きな収穫があったことが強く印象に残っています。それにしても今年は忙しくて時間が取れず、観たかった映画を何十本も断念したのが今思い返しても悔しいです。残念なことですが、今年で閉館となった新宿ミラノ座のLAST SHOWでのリバイバル上映は、改めて大勢で映画を映画館で観ることの「楽しさ」を思い出させてくれました。激混み超満員の中、通路立ち見での人生初となる『E.T.』鑑賞は「昔、幾度かこんな状況あったな」と笑った!

今年の光熱費

 電気代・ガス代・水道代の3つを合わせた、生活維持に必要なライフラインへの年間出費は「85,008円」でした。一ヶ月、7084円。

反省

 仕事にプライベートに、数々の反省が思い出される中、今年最も忘れられない猛省すべきことは「梅干し作りの失敗」です。これはホントに腕立て千回、腹筋千回、マラソン100kmレベルの罰が相当な大失態でした。『荒野の七人』でも『インターステラー』でも、食料を作り育てる農民が最後に生き残ると描かれていることに今後のヴィジョンを垣間見た気もする昨今(僕は昔から食糧については意識しているのですが)、無駄にしてしまった3kgの梅を作り育ててくれた農家の人に謝りたい。ごめんなさい。

 今年読んだ本を2冊カウント忘れしていたことに気付いたので追記。また年間光熱費も追記しておきました(2015.1.15)。