まわるフリフリのフリ
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フリフリのThunderbolt大作戦! ― 連載第3回

MacBook Air、やっぱカッコいいよコレ。

2012年1月9日

 昨年10月に購入してから3ヶ月経ち、人生初のノート型マシンであるMacBook Airは「お手軽Mac」として、ジワジワと生活の中に染み込んできています。かつて僕の中でお手軽マシンだったMac miniは、その名の通り小さくはあったものの、デスクトップ据置型という縛りもあって身体的自由を獲得するには至りませんでしたが、しかしその点、MacBook Airはディスプレイもキーボードも備えてなお、生活空間においてより自由な存在です。そもそもこれまでまるでノート型に関心がなかった僕が、なぜ突然MacBook Airを見初めたかと言えば、端的な話「カッコいい」と感じたからなのですが、しかし自分でもノート型マシンをカッコいいと感じるのはかなり珍しいというか、過去を振り返ってもApple系では開発コード名「Black Bird」の黒いPowerBookをイイナと思ったくらい。それでも購入しようと思うほどの魅力は感じませんでした(値段がべらぼうに高かったこともある)。しかしMacBook Airが一昨年に11インチモデルを出し、店頭で実機を見かけた途端、並べて陳列されている他のMacBook Pro系には感じなかった洗練されたものを発散しているのに反応、ついつい視線が向かい幾度も触って持ち上げてみたりしたのでした。おそらく、11インチ液晶モニタの比率から来る独特のプロポーション(13インチモデルはどうしても野暮ったく見える)、そして残念ながら光沢画面ではあるものの、MacBook Proと異なりモニタ枠が黒ではなくシルバーであること(←これ個人的に凄く重要)、そういった些細なところから来る魅力にどうしても抗うことが出来ず、11インチモデルとしては2代目となるThunderbolt端子装備のAirの購入を決意したのです。

SSDがすごい

 購入したのは直前まで悩みに悩んで1.8GHzデュアルコアIntel Core i7と256GBのSSDを積んだ最上級モデル。もちろんこのマシンで重い画像編集や音楽作りをしようとは思っていないのですが、これまで遅いマシンを購入し→やがて不満を感じるようになり→そして如何に速く動作させるか、という改造趣味に無駄に時間を割いてきたことの反省を踏まえ、その時点で最速マシンを選んでおけば時間の節約にもなり後悔しないだろうと思いました。それと、256GBタイプのSSDのみ韓国Samsung製で、その他の容量モデルで採用されている東芝製よりも読み・書きが高速だとの海外のレポート記事も参考にしました。お値段は¥142,800と個人的に近年のお買い物では非常に高価だったのですが、こういう時は「学生時代のSE/30に比べればメチャクチャ安くなったもんじゃないか」と自分を説き伏せることにしています。

 さて、既に幾多のレポートで書かれてあることなのですが、実際に使ってみるとCPUのスピード云々というよりもSSDによる体感速度が非常に快適。起動・シャットダウンは言わずもがな、アプリケーションの起動や動作中のアプリケーションの切り替えなど、些細なところが機敏でまるでストレスを感じません。普段は性能的により高速であるはずのMac Proを使っていても足回りの遅さがネックとなっているのでしょう、ここまでのサクサク感は無かった事ですし、必然として日常使用であればMac Proを起動させることは激減、Airを好きな場所へ持ち運んで使うことが多くなりました。この初めてのSSD体験はやはり影響が大きく、Mac ProへのSSD導入を促すことになりました(後日レポート予定)。


特に不満はないけれど

 全体的なパフォーマンスは今もまるで不満を感じていないのですが、開封当初から何となく気になっていたのは液晶モニタの色合い。普段Mac Proで使用しているナナオのモニタと比べて大きく白飛びしているような傾向が見られました。価格を抑えた製品でもあるし、ここはトレードオフと考える部分かなとも思ったのだけれど、どうしても写真を眺めたりウェブを回覧する際には気になります。そこで自分でカラープロファイルをいじってみたりしていたのですが、何をリファレンスとして決定とすべきか悩んでいたところ、ちょうどタイミング良くtwitterのTL上で@mas0061さんがこの問題に対応する翻訳記事を紹介していたのを見かけ調べてみたところ、自分のマシンは該当部品を使用しているのが判明したので早速そのプロファイルを導入してみました。結果、コントラストもくっきりし、購入時に見られた白飛び感も抑えられたので、自分の調整したプロファイルと幾度か比較し、最終的に紹介されていたものを選びました。現状、まるで不快感もなく素直にモニタを眺めています。

追記:上記対応行程を要約してメモしておきます。

 今回購入したMacBook Airの液晶モニタの白飛び感は液晶製造メーカーがサムスン製かLG製かの違いになります。まず自分のMacBook Airがどのメーカーの液晶を使っているかを調べます。

設定手順

特筆すべきMacOSX10.7とのコンビネーション、その他お気に入りなど

 さて、現行MacBook Airを購入すると漏れなくMacOSX10.7がくっついて来るのですが、所謂このLionとMacBook Air、厳密に言えばキーボード下に備えられたトラックパッドと10.7で登場した「Mission Control」のコンビネーションが絶妙であることに気が付かされます。「ジェスチャー」としてマウス代わりに導入されたUIは、マウスをすっかり代替するほどではないものの(現状だと、両方使うのがベストな気がします)、これまでマウスを使ってきた操作より格段に快適な操作感を実現していることは否定することが出来ません。MacBook Airでしばらく日常を送った後では、Mac Proの10.6.8だと細かな作法においてルールが異なっている事もあってストレスを感じ始め、これはいよいよSSD導入と同時にその性能をフルに発揮するためにも10.7へ移行するタイミングなのではないかと思い始めました。実際は既に移行し終えてしまったので、これも後日レポートする予定です。

 もう一つ小さなことなのですが、内蔵スピーカーの音が予想外に良かったというのも付け加えておきます。ここは完全に期待していなかった部分なのですが、もちろん低域とか聴こえないしハイが飛びすぎている感じもするのだけれど、その音の傾向が意外にも昔懐かしいラジオの質感を思い出させるものがあって、今は生活のBGMとしてネットラジオを流すときはMacBook Airを使っています。また普段使用しているFOSTEX PM0.4nとは当然ながら全く音色が違うので、聴き慣れたCDでもそれまで聴こえなかった音が前に出てくる場合もあり、その新しい発見を楽しんだりしています。ちなみに内蔵バッテリーのみ&Wi-Fi経由でネットラジオを点けっ放しにしておいた場合で5時間動作しました。そこからフル充電までに2時間半。日常使用では問題なさそうです。

 さて、ダラダラとお気に入りのマシンについて書き連ねましたが、とりあえず見た目がカッコいいと。そう言えば先日映画館で観てきた『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』において、このMacBook Airが活躍していたことも、1ユーザーとしては大いに愉快でした。