まわるフリフリのフリ
フリフリのThunderbolt大作戦!

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フリフリのThunderbolt大作戦! ― 連載第9回

ワイアレス・ソーラー・キーボード K750 for Mac ソフトウェア周り

2012年5月12日  

 前回からの続きです。太陽電池で動くガジェットと言えば僕が子供のころから既にソーラー電卓などがありましたから、いまさら太陽光発電だのソーラーパネルだのと自慢出来るわけではないのですが、「自給出来れば即ワイアレス可」であるという、考えてみれば当たり前の事に、このK750は改めて気付かせてくれました。これまで愛用してきたApple純正USB薄型キーボードは動くために電気を必要としていたからこそ有線だったわけで、近い将来主流になるであろう電気自動車なども今は電気をバッテリーに溜めるためにケーブルは必要なのですが、何らかの方法で自給出来るようになればもうスタンドも不要だし、自宅でコンセントに繋ぐ必要もなくなるハズ。そんなワケでこのK750にはとても小さな無線レシーバが付属しています。Mac本体にあるUSB端子に差し込めば、即キーボードを認識。ポイントはMac本体のUSBを使うこと、USBハブなどを介すとうまく認識しないケースがあるようです。

ファンクションキーが…使えない??

 さて、ここまで調子よくセッティング出来たのですが、いよいよ使ってみようとしたところ、通常のキーは問題ないのだけれど、ファンクションキーの挙動がおかしい。つまりF12を押すとスピーカーの音量が大きくなり、F11を押すと小さくなる…。これはMac購入時デフォルトの初期設定で、別に故障しているわけではないのだけれど、僕はこのファンクションキーの挙動を普通に戻すために「システム環境設定>キーボード」内にある「F1、F2などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」というチェックボックスをこれまでオンにしていたのですが、K750などApple純正以外のキーボードだとこのチェックボックスが無くなってしまい、有効化することが出来なくなるらしいのです。

 これだとDigital Performerなどでファンクションキーに特殊なコマンドを割り当てている場合、それが使えなくなってしまって非常に困る…。ネットでいろいろ調べてみてもまだ日本で同じ現象で困っている人は見かけなくて(本製品は購入した時点でまだ日本販売元であるロジクールからはMac版が出ていなかった)、「僕の買ったものが壊れてるのかな?」と思ったのですが、しばらく時間をかけて調べていたら本国サイトの方でも困っている人がフォーラムに書き込んでいるのをチラホラと見かけ(ひと安心)、そのスレッドを辿っていくと「ロジテックが配布しているユーティリティを使えよ」とレスが付いていました。早速そのページへ飛んで略称「LCC」をダウンロードし、インストールしてようやく問題解決。なんだかんだで丸1日かかってしまいました(日本語版LCCはコチラ)。

まだ罠があった!

 これでようやく快適なワイアレス入力環境が整ったと思いきや、今度は同じメーカーのこれまた長年愛用しているワイアレスマウス「MX Revolution」の挙動がおかしくなりました…。各ボタンに割り当てているコマンドが発動されないし、ホイールの動作も初期状態に戻ってしまって快適に使えない状況に陥りました。 僕はこのMX-Rを「ステアーマウス」というユーティリティをドライバとして使っていたので、システム環境設定からアクセスしてみましたが、どうもドライバを認識していない様子。どうやら先ほどインストールしたLCCがマウスを独占支配下に置いてしまったらしく、残念ながらこの問題の回避策は無いようなので、気に入っていたステアーマウスは諦め、改めてLCCでMX-Rを再設定する羽目になりました。

 幸い、カスタマイズして割り当てていた機能はLCCの方にも備わっていたので、ステアーマウスでの設定をチマチマと手動で再現して完了。最初はマウスのポインタ移動に影響を与える加速度の設定に微妙な違和感がありましたが、それも今では慣れてしまいました。加速度設定の考え方はソフトウェア毎に違うのでしょう。

K750専用アプリ「Solar App」

 ところで、このK750のバッテリー残量などはどうやって確認すればよいのか。これは専用アプリケーション「Solar App」をAppleのApp Storeからダウンロードすれば大丈夫。無料で配布されています(K750専用でソーラーパネルと連動しているので、アプリだけDLしても使えません)。

 インストールしたらキーボード本体右上方にある照明のイラストの付いたボタンを押すことで起動。アプリが立ち上がった途端、丸いメーターの針が室内の明るさを感知してグル〜んと周り、現状での照度(単位はルクス→LUX)を指し示してくれます。例えばこれを書いている時にキャプチャした画面では「401ルクス」で、充電に適した光量があると分かります。普通に晴れた日では、だいたいこの緑色の範囲に収まるようです。曇りの日などで暗いと充電するのに十分ではないようなのですが、ではどれくらい曇りの日が続くとバッテリーが消耗してしまうのか…というのはまだよく分かりません。ただ、このアプリのバッテリー残量表示を信頼出来るものとすれば、相当な長期間において動作には問題なさそうな感じ。購入以来(2ヶ月ほど経ちました)ずっと100%のままなのです(ホントかしら)。日中はほとんど仕事で部屋を空けているので、キーボード本体は窓際などの明るい場所に置いておけば良いでしょう。そんな時、ワイアレスだと手軽に移動出来て便利なのです!

 今のところ問題なく快適に動いてくれているK750。キーボード&マウスが共にワイアレスになって、とても快適な入力環境が整いました。これでマウスにもソーラーパネルが付けば最強なんですが、静的なキーボードに対し常時動き回っているマウス、表面積もかなり狭いし、当然使用中は手のひらで全体を覆ってしまっているし、今の変換効率では元気に動くマウスへの電源安定供給は無理なのでしょう。今回の件で個人的には「ルクス」という光の単位を初めて身近に感じたというか、何となく気が付いた時にアプリ起動ボタンを押して「今、この室内はどれくらいの明るさなのかな…」って計測して楽しんでいます。太陽は、タダで僕等を照らしてくれています。