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フリフリのThunderbolt大作戦!

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フリフリのThunderbolt大作戦! ― 連載第26回

2012年最速SSD:プレクスター「PX-512M5P」

2013年1月7日  

 昨年の10月頃だったか、プラグインメーカーiZotopeから待望のメータープラグイン「INSIGHT」がリリースされました。個人的に以前試用してみたOZONE 5 ADVANCEDに備わっている幾つもの機能の内、ただ単にレベルメーターの役割を果たすためだけに存在するという、この非常に地味なパートがワケもなくやたら気に入っていて「いつかこの部分だけスピンオフしないかしら。いや、きっとするに違いない」と期待していたこともあり「ホレしめた!」とばかり早速試用版をDL、しばらく使ってみたのだけれど…残念なことにちょっとしたバグが散見されスムーズに使うことが出来ず、また発売記念につき定価から100ドル引きの399ドルというのは、いくら割引プライスとは言え、たかがレベルメーターに到底支払えるような金額ではなかったので購入を断念しました。ちょうどその頃は数年続いた「プラグイン蒐集熱」がすっかり冷めてしまったタイミングでもあったので、迂闊にもここでまた然程使いもしないプラグインに手を出すことを回避出来て良かったとも思いました。

 しかしもし、バグも無く非常にスムーズな動きを見せるINSIGHTだったなら、もしかしたらうっかり魅了されてしまい、399ドル支払っていたかも知れない…。つまり財布から無くなっていたかもしれない399ドルがまだそこにあるのなら、何か他のものに充ててもイイんじゃなかろうか。

 というわけでそれから数日後、これが底値だ!と判断したプレクスター/PLEXTOR PX-512M5Pを購入しました(確かにその時点が底値で、そこからまたどんどん価格は上昇。政権交代で円安が進み、しばらくは高値が続きそうです)。ちなみにPCパーツの価格比較はココを参考にしています。

では何故プレクスターのM5Pシリーズだったのか?

 まずプレクスターは十数年前にMac互換機を使っていた頃、CD-RWドライブを増設するのにチョイスしていたメーカーで(2台増設してた)、最後まで故障することもなく、何となく信頼があったところが一つ。またレビュー記事などでとにかく「2012年で最速の部類に入る」と紹介されるほどの基本性能の高さ、加えて平均故障間隔(MTBF)の240万時間という長さ、日本代理店経由のものは保証期間5年、とまあそんな感じで、(値段の高さを除いて)本品以外をチョイスする理由が見つからなかったのです。では装填しましょう。

早速Mac Proに装填

 以前、Crucial m4 128GBを装着するのに用いた3.5インチアダプター「2.5to3.5 SATA SSD&HDD Converter蓋スライド式」を今回も購入。Crucial m4はまだしばらく継続して使う予定なので、今回は新規増設です。

 さてしかし、アダプターに入れて一度Mac Proに装填したのですが認識しない…。初期不良品に当たってしまったか、と少し気持ちが萎えたところで、アダプターを取り出し再度確認してみると、どうもSSDが最後までしっかりとハマっていない感じ。SSDのSATA端子がアダプター底面の隙間から見えるのは変(m4の方は見えなかったから)。

 もう一度フタを開けて、再度SSDを差し込んでみるのですが、これが結構固い。以前は全く問題なかったから、たぶんケース製造上の精度誤差が原因なのだろうけれど、とりあえずSSDの両側をしっかりと押さえつけながら前方のコネクタ部に送る、と。

 今度はちゃんと奥まで刺さった模様。Mac Proに装填して無事認識されました。

ファームウェアv1.02へアップデート

 このSSDの購入時はファームウェアのバージョンが1.01でしたが、つい先月の中頃に1.02がリリースされ、いろいろ性能向上が図られているようなのでアップデートすることにしました。手順は基本的にm4の時と同じ、まずはメーカーのサポートサイトからISOファイルをDLしてCDに焼きます。

 焼き立てのCD-ROMをセットしてMacを起動し、すかさずOptionキーを押し続け、画面に「Windows」が出たらそれを選択。すると「15秒以内にENTERキーを押してね」と時間制限を宣告されたのに驚き、いやしかしまず写真を撮ってからと思い、撮影後急いでキーを押したけど間に合わなかった…というかReturnキーを一生懸命押してた。

間に合わないとこうなります。

 Macを再起動して再チャレンジ。ちなみにENTERキーはこっちです。>自分

 うまくいくと「アップデートしますかY/N?」と聴いてくるので「Y」を入力。

 うまく1.02にアップデートされたら、Macを強制終了させます。

PX-512M5Pを何に使っているか

 さて、早速ファームウェアをバージョンアップしたのですが、その1.02はどういった部分が修正・改善されているのか。参考先の記事によると「読み込み10万IOPS、書き込み8万8000IOPS」に性能アップされているらしい。最近Samsung(サムスン)から新発売されたSSD 840 Proがかなり高性能で、これまでトップを走っていたPX-512M5Pを追い越したか!という感じだったのですが、もしかしたら今回のファームウェアで再び接戦に持ち込んだのかもしれません。最近のSSDは十分に高速で体感的に製品差を感じることがほとんど無いので、もうベンチは取らなくなりました。

 ところで僕自身はこのPX-512M5Pを何に使っているのか?と言えば、音楽作りで使う「サンプル音源データ」です。やはり読み取り速度が速く信頼性の高いものに保存しておきたいということで、つい先日までは以前壊れてしまった2TBのハードディスクの代わりに購入したWDの3TBを使っていたのですが、そこからさらに今回のPX-512M5Pに引っ越しさせました。サンプル音源データの場合は一度SSDに書き込んでしまえば後はほとんど読み取るだけなのだけれど、だからこそ故障する確率も激減するんではなかろうか、という期待が入ってます。ちなみにサンプル読み込み時の待ち時間は劇的に短縮され(残念ながら一瞬というわけでは無いけれど)、以前感じていたような待ち時間のストレスというものからはほぼ開放されました。