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フリフリのThunderbolt大作戦!

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フリフリのThunderbolt大作戦! ― 連載第59回

Mac Pro 2008 に玄人志向GF-GTX650-E1GHD/GRN

2013年12月2日  

 先日、所有するMac Pro early2008 購入時にデフォルトで内蔵しているATIのビデオカード「Radeon HD2600 XT」の調子が悪くなり、何の前触れもなく突然ブラックアウトするようになりました。再起動したり時間をおくと、また元に戻ったりして完全に壊れたわけではなさそうですが、これは早めに手を打っておいた方が良いなと思い(年末には色々想定外の事が集中しがちですし)、新しく安価な(←これ重要)ビデオカードを調達しようとアレコレ探し始めました。しかしご存知の通りMac Proに正規対応しているビデオカードはとても数が少なく、Appleが取り扱いしているものでもコンシューマー向けでは同じATI製のApple ATI Radeon HD 5770 1GB MC742ZM/Aや、同5870くらいで、残るはハイエンド・プロユーザー向けの値段のお高いグラフィックカードしかありません。それはもう端から選択肢になく、中古で安価なものを探そうと考えたものの、逆に希少なせいか全然値崩れしておらず、まあ、引き続き正規対応品ではあまり芸も無いかと思いPCマシン向けのカードを試してみることにしました。今回、白羽の矢が立ったのは「玄人志向 GeForce GTX650 1GB 補助電源なし Greenモデル PCI-E GF-GTX650-E1GHD/GRN」です。

 実はちょっと昔、MacOSX10.8が登場する前後辺りだったか、海外のサイトで「今度の新しいOSXのバージョンにはPC向けグラフィックカードを認識するドライバが含まれている」という投稿があり、その後他社製ビデオカードでモニタ表示可能という報告がアップされていました。NVIDIA社製GeForce GTX650以上のチップを搭載しているカードの多くが問題なくMac Proの10.8以降で認識出来ているというレポートもあり、それなら今回の玄人志向もイケるんではないかと思った次第。さてここで「iMacもMacBook Airも持っているのに、なんでまだMac Proを手放さないの?」という疑問については、こちら「Mac Proを未だに手放せない理由」をご覧下さい。SSDのファームウェアアップデート作業にすこぶる便利、というだけの理由で所有しているのですが、たぶんその他にも、持っていればいつか絶対役立つ時があるハズ。

選定理由は貴重な「補助電源不要」と安さ

 ところで、僕は引き続き日常生活において消費電力を抑えることに夢中になっていて(それはMac Proを所有することと真っ向から矛盾するのですが)、GeForce 600シリーズ以降や、同クラスのATI Radeon HD5000シリーズ以降のほとんどのカードがケーブルを介した「補助電源」を必要とするところに導入の躊躇いがありました。Mac Pro 2009に標準搭載されていたGeForce GT120までは電源不要だったのだけれど、昨今高性能実現のために多大な電力を必要とするのは分かるものの「とりあえずそこそこの性能で画面が映りさえすればいい」という僕のようなライトユーザー向けのカードがなかなか見つけられなかったのです。その点、今回の「玄人志向 GeForce GTX650 1GB 補助電源なし Greenモデル PCI-E GF-GTX650-E1GHD/GRN」はパッケージにもあるように「補助電源不要」。

 これは強烈にアピールしてよいのではないか。PCIスロットに差すだけで電源ケーブルを内部で繋げる必要もなく、普通に空冷ファンも回るし、エントリー向けとは言えど、おそらくこれまで使ってきたHD2600 XTより性能は良いハズ。

しかも安い。

 出力はminiHDMI×1、DVI×2で必要十分。高さは2スロット分で…その他の詳しい仕様はこちらを参照してください。では早速Mac ProのPCIスロットに装着してみます。とてもコンパクトで内部にゆとりができ、何となく気分も良い感じ。

問題なく10.8.5から起動、CINEBENCH 11.5 で測定

 さらっと検索した限り、このカードを「Macで使ってみた」というレポートを見つけられなかったので若干の不安はあったのですが、何せ値段が今の時流としてはかなり安価だったのでダメ元で試してみたところ、10.8.5の起動ディスクから何ら引っかかることなく普通にカードを認識してモニタ表示させることが出来ました。ただし、これは不具合ではないのですが、カード上にApple提供のROMが乗っていないので、起動時にAppleマークは表示されず、ディスクを読み込んでいる最中しばらく黒い画面が続いた後(慣れていないとここで不安になる)いきなりデスクトップが現れます。これは玄人志向に限らず他社製のカードも同様。

 数世代分新しくなっているので当たり前ですが、これまでのHD 2600 XTが14.96FPSのところ、GTX650では27.00FPSに大幅アップ。価格を考えると従来品が故障した際の代替品として推薦出来るカードだと思います(ちなみにiMacはGTX675MXで、43.44FPS。3.4GHzというクロック周波数の高さも数値に影響していますが、やはり凄い)。デメリットとしてはOSX10.8以降でないと動作しないところですが、10.8.5は安定していて個人的にとても気に入っているバージョンで、最近は何か検証作業する以外は滅多に10.7へ切り替えることも無くなったし、コレで良しとします。空冷ファンの音は特に気にならないレベルでした。