連載第41回
2014年4月26日
Coda 2の作業準備とか

 前回、しばらく様子見することにした「DenyHosts」の件はまた後日再検討してみることにして、今後はセキュリティ関連は一休みし、早急にサイト引っ越しの実作業に集中することにします。まだサイトのひな形すら作っていないのですよ、この記事を書いている時点で…。
 今回は、購入してからまだ一度もHTMLファイルを作ってなかった「Coda 2」のセットアップをします。元来、HTMLやPHPなどのサイト公開に関連するファイルを作成するためのエディタとして存在するのであろうCoda 2。しかしこれまでの半年弱は、ほとんどターミナルの代替として使っていただけなのでした。たまにSFTP。なんだそれは。

 しかしセットアップと言っても、僕はCoda 2に詳しいわけではなく、どこがどうなっているのかさっぱりその仕組みが分からないレベル。海外の然程大きくもないのであろう開発会社の製品で(公式サイトを見てみても詳しい機能説明は見当たりません)、市場にも教本の類は全く存在しませんから、もっぱら頼りになるのはユーザーの書いてくれたブログ記事となりますが、さすがにユーザー記事からの情報収集にも限界があって、いろいろ探し回った揚げ句、こちらの電子書籍を発見しました。

CodaでつくるWebサイト制作入門(Coda 2対応) – ともすたBOOKS

 昨年末にAppleのMac App StoreからCoda 2を購入した時、アプリの値段は7,400円もしたけど(現在もまだ据置の様子)、ターミナルの代替で使っただけでは500円分も元を取れてません。そこでパブーでこの電子書籍を買って、もっと機能全般について知ろうと思いました。書籍の内容としては導入検討時の参考になる程度に「広く、そして極浅く」という感じで、その対価としての900円が高いか安いか判断が微妙なところですが、僕個人としてはブログ記事だけでは知ることが出来無かった機能に気付くことも出来、買ってみて良かったと思います。

Emmet プラグインを入れてみる

 しかし気が付けばWordPressのみならず、HTMLの書式などもほとんど忘れていたのでした…。例えばこのflipflipflip.comブログは2011年第4四半期に始めたのですが、その時にレイアウト作成でDreamweaver CS4を1ヶ月ほど使ったのが、実作業としてHTMLに触れた最後だったかもしれません。それにしてもしかし、当時の記事を読むと相変わらず「音楽作りのモチベーションのためのブログ」とか書いていて、同じことをずっと繰り返しているだけの、全くダメ人間の典型ではないかとゲンナリしてしまいます。が、繰り返しついでに、もう一度懲りずに繰り返してみようと思います。

 さて。「CodaでつくるWebサイト制作入門」のPDF版をiPad 2にインストールしサラッと最後まで目を通してみて、知らないうちにウェブ制作作業の世界も凄まじく進化しているのだなあと思いました。アレもコレもまるで知らない事ばかり。新鮮だったのは「Zen Cording」。世の中にはそんな便利なものもあるのか!と、如何に自分が取り残されてしまったか実感したのだけれど、悲観していても仕方ないので、ここは色々試してみて新機能をお気楽にエンジョイしてみようと思います。

 さらにテキストを読んで行くと、今はZen Cordingの後継として「Emmet」という名称でプラグインが配布されているのだとか。こちらのCoda 2プラグイン紹介ページからリンクへ飛んで、早速Coda 2用にインストールしてみることにしました。

 まず、ここからダウンロードした「Emmet.codaplugin-master」というフォルダ名を「Emmet.codaplugin」に変更すると、フォルダがプラグインのアイコンに変わるので、Coda 2を終了させている状態で、それをダブルクリックするだけ。すると「 ~/Library/Application Support/Coda 2/Plug-ins/Emmet.codaplugin」に自動インストールされ、Coda 2を起動するとプラグインメニューにEmmetの項目が表示されるようになります。

 ただ、「CodaでつくるWebサイト制作入門」にもEmmetの詳しい使い方までは触れていないので、これからHTML作成と同時進行で、公式サイトにて紹介されている自分に便利そうなチュートリアルを触りつつ、色々学んで行こうかと思います。個人的には「Shift+Cntl+D」でタグの範囲を選択してくれる機能だけでも痺れました。それ地味だけどすんごい助かるわー。次回は「レスポンシブWEBデザイン」について。果たして今月中(残4日)にサイト公開できるのか!? つづく。