フリフリのThunderbolt大作戦!

フリフリのThunderbolt大作戦! ― 第113回

たまには来年の話でもしよう

 2016年9月25日

 つい先日、iPhone7&7Plusが出たばかりで、現在Appleのサイトへ行くと当然黒バックに「これが、7」とキャッチコピーが表示されるわけですが、ちょっとトップメニューのマークすぐ横にある「Mac」をクリックすると、上図のような画面が出てきます。今年の4月にマイナーなアップデートはしたものの、昨年登場した薄いMacBookが未だMacカテゴリーのトップを「新登場」と飾っているのはちょっと寂しい。iPhone効果で以前よりはMacユーザーも増えたものの、巷でMacが話題になることも少なくなり、サイトのトップメニューバーでマークの直ぐ横に鎮座できているのも不思議というか、いつiPhoneに取って代わられてもおかしくない気もします。

 ところでMacのみならず、PC市場全体の動向として「いよいよそういう時代が来たか…(面白くなってきたぞ!)」と思わせたのは、今年前半に出てきたPC出荷台数大幅減というお話。

 常時ネットワークに繋がるスマホが1人1台という時代にもなれば、操作やセッティング、日々のメンテナンスに手間のかかるPCなどわざわざ購入する価値も意味も見出せなくなるのは当然。「しかし仕事では必需品、PCくらい使えなくては」「全ての人間がPC必須の仕事してると思うなよ」等々、下記の2つの記事を読み比べてみると面白いかも。相反する意見のどちらにも共有されているのは、やはりPCというのは「要らない人には要らない物」であることが明確になったという事でしょうか。最早PCビジネスが回らないと分かったら、急激にその生産台数は減らされてゆくでしょう。

小さな液晶画面は見ない

 と、いつものように前フリしておいてここからの本文は全くソレとは関係の無い個人的でカジュアルな話に変わるのですが、自分の一日を振り返って、iPod touchの画面を覗くことってどれくらいあるだろうと考えてみたら、朝の目覚ましで手に取る時と、仕事中に気分転換したくなって音楽を再生する時、たまに時刻を確認する時くらいです。後はどこかへ出かける際、事前に同期させておいた地図やらの必要なメモを確認する程度。世間の人々が、始終あの小さな画面を凝視しているのがとても不思議なのですが、単純に頭痛が起きたり気持ち悪くなったりしないのでしょうか?僕は一般の人よりは少しだけ読書好きな傾向のある人間ですが、通勤電車の中では本を読むけれども(でも移動時間の半分くらいは窓の外をぼ〜っと眺めている)、いくら読書好きとは言え金次郎みたいに歩いている最中も本を読もうとはこれっぽっちも思いません。まず読み辛くて要点が頭に入ってこないし、小さな文字を追っていたら気分が悪くなってしまいます。それに歩いているときこそ、見慣れた風景やすれ違う人々に目をやりつつも、いろいろ考え事が出来るじゃないですか。

 さらに自宅に籠もっている時もiPod touchなんて全く手にすることなく机上に放置しています。本当はSiriとお気楽なやり取りをすることが目的で第5世代を購入したのですが、日常が地味なのでSiriに訊ねるような話題もなかなか出てこないし、しばらくして第5世代のA5チップでは様々なアプリの動作が重い事が判明しました。なので、自宅でちょっとした情報にアクセスする時はほとんどがMac、その場所から離れている場合にiPad2を使います。iPad2は主に深夜帰宅してから寝落ちするまでの時間に、一日のtwitterのTLをサラッと流し見したり、Webでニュースを読んだり、映画を見たりするのに使う。そんな日常を送っていて気付いたのは、自分は小さな液晶画面には興味が無いということです。

最近気になってきたiPad Pro(のデカい方)

 今はCPUパワーを使う音楽作業を趣味にしていることもあって旧世代のMac Proをメインに据え、MacBook Airの出番は少なくなり(ブログのテキスト書きには便利ですよ)、もしもの時のバックアップ要員となっています。そもそもMacを使って作業する場合、それがデスクトップMacであろうが、モバイルなMacであろうが、MacOSXをベースしているのだからやっていることは同じ。作業へのアプローチも同じ、だから出来上がってくるものも同じ…。Mac ProとMacBook Airを使っている時に周囲の環境以外の違いはありません。

 対して、古いiPad2を使っていて感じるのは、iOSで動いているタブレットを使うと、頭の働く部分がMacを使っている時とは異なる、ということです。クリエイティブに使用するにしても、堕落して単にコンテンツ消費の為に使うとしても、Macと対峙しているときとは明らかにアプローチの仕方が違う。その切り替えが時に気分転換にもなり、心地よくもあるのです。さすがに何世代も昔のiPad2だと限界があり、最近の多種多様で高性能になったアプリケーション群を活用できないから(iOS6だし)、画面が綺麗で俊敏に動作するiPad Proが気になってきました。ただぼんやりと画面を眺めたり、キーボードじゃなくて指を使って画面に触ったりする事でふと思いついたアイデアは(Pencilを使ったりして)即座にメモしたい。ほとんど外出しない自分にとってモバイルMacは不要だろうから、その代わりに気持ちの切り替えられるiPad Proを選択する方がいろいろプラスになりそうです。普段では思いつかない閃きはMacBook系よりもiPadから降ってくるのではないか、という気がします。

そしてMac Pro Cylinder

 大きな変更もなく従来のスタイルから小さなマイナーチェンジで済ませてきたMacファミリーも、さすがに今年くらいは(macOS Sierraがリリースされたこともあるし)大きく変化してくるのではないか、と期待しています。自分にモバイル系は必要ないと考えると、部屋の中での使用であれば、なんちゃってモバイルとも取れるコンパクトで軽いMac Pro Cylinderの選択となります。現在酷使中の先代Mac Proもまだまだ現役続行可能なのですぐ乗り換えるということはないけれど、3年も更新しなかったcylinderの中身がどう変化してくるのかは大きく関心あるところ。今年の前半に「Broadwell-EP」がリリースされたから、当然それを搭載してくるでしょうが(上図)、グラフィック方面は果たして従来のままAMDなのか、それともNVIDIAに変更されるのか注目です。個人的に以前所有していたiMac(2012)の性能のインパクトが記憶に新しく、それから4年を経てリリースされた「Broadwell-EP」なら相当に快適な作業環境になるんだろうなと妄想してしまいます。

 しかし現状の、iMac 、Mac mini 、Mac Pro、MacBook、MacBook Air、MacBook Pro…なんていう数多くのバリエーションが、上述したように多くの人にとって「そもそもPCなど必要ないことが分かっちゃった」この時代において、未だに必要なのかどうか疑問です。デスクトップマシンは言うに及ばず、モバイル系ですらiPad系に代替可能かも…というほどの状況になって来ているとなると、単なるスペックアップやギミックの追加ではなく、ドラスティックな製品構成の見直しが入る感じもしないではありません。
 ここでいつものお気楽な空想癖を発揮すると、個人的にはデスクトップはMac Proの円筒タイプ一種で良いのではないか。グレードによって安価なCPUを含めた希望構成をCTOするだけで十分ではないかと思います。例えばプロ仕様のものはこれまで通りXeon搭載で車が買えるくらいに高く、ゲーマーやセミプロ向けにはデスクトップ向けCore i7の4コア辺りを中心に手を出しやすい価格帯で、さらにMac miniの性能でも十分な層にはモバイル向けのCPUを載せて安価に、という具合。それぞれのグレードによって同じ円筒ではありながらカラーを変えるというのも面白いかもしれません。

 同時にMac Proに合わせてUSB-C対応ディスプレイも登場するだろうから、無駄に組立てや修理対応の面倒なiMacもこの辺りで一息ついてもらい、Mac miniともどもラインアップから消滅。
 
 モバイル系もMacBookの完成度を見ると、さすがにMacBook Airの存続は危ういような気もします。今や、ほぼ「PC=ノートPC」という時代ではあるけれど、こちらもMacBookとMacBook Proの2択というシンプルな構成にしたほうが良いような…。

MacBook系も2 in 1

 しかし実は最近、MacBookもWindowsタブレットのように「2 in 1」の形態を取るのが良いのではないかと考え始めています。それというのも、先日リリースされたiPhone7搭載の「A10 Fusion」のパフォーマンスが異様に高いというのが理由の1つ。何せiPad Proよりも高性能で、単純比較は出来ないけれど、もしかしたら薄型MacBookよりも速いかもしれない。そんな高性能のARMチップが小さな液晶画面のスマホに載っていること自体が僕にとっては異様で、そんなに高スペックなら一般ユーザー向けのMacBookに搭載して、お気楽にタブレットとして使いたいときはiOS、レガシーなPCとして使いたいときはmacOSと切り替え出来ればステキなのではないかと思うのです。

 登場して2年しか経ってないMacBookにそんなことするか?と思われるかもしれないけれど、AppleはMac miniをG4からIntelにケロッと鮮やかに変更してしまった過去がある(あの時の発表はかなり衝撃だった)。MacBookのARMチップ搭載かつモニターのタッチパネルへの変更、とても面白そうです。

来年はMac ProとiPad Proのコンビネーションで

 さて。待望のSiri降臨を果たした「macOS Sierra」とか、iOS最大のアップデートという「iOS10」、これを書いている現時点ではどちらもまだアップデートしていません。前者は各種アプリやプラグインの対応・動作確認待ち(サブ機のMacBook Airでお試しは出来るけれど面倒でやってない)、後者はそもそもiOS10をインストール可能なデバイスを持っていないからです。所有しているiOS機器は、初代iPod touch、iPod touch第5世代、初代iPad、iPad2の4台で、当然ながらどれもiOS10はインストール対象外。というか、古すぎないか。

 今年はMacも消耗品としてのHDも買わなかったので(まだ10月前だけど、たぶんもう買わない)、来年は買い替えても良いかなと考えているけれど、iPad ProはA10 Fusion搭載の真打ちが出るまで待って、Mac Proの方は…実は現行2013年マシンの型落ち中古品(もしくは整備済み製品)でイイかなと思っています。円高の影響で近々登場するであろう最新型でも多少安くなるでしょうから、型落ち中古であればさらにお安く出回るはず。あるいは煽りを食ってさらに価値の下がった2010〜2012年の先代Mac Pro中古品でもイイかもしれません。

 とりあえず創作活動用にはMac Pro、気分転換・アイデア書留め用にiPad Proという組み合わせで作業環境をリフレッシュしたい気分です。…ですが、来年は「奢侈なモノは全く何も買わない」という修行のような一年にしたいとも考えています。なにそれ。

 めちゃくちゃ久しぶりにブログ書いたら、ホント下らない内容になってしまったんだけど、たぶん昔からこんな感じだし、これからもこんな感じ。

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