まわるフリフリのフリ
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音楽とか ― 連載第43回

佐藤さんの宇宙船:その4「apollo着陸後」

2012年8月19日

 「佐藤さんの宇宙船」というタイトルのこの楽曲、前回このブログに載せたのが3月下旬ということで、それから5ヶ月もの時間が空いてしまったわけですが、その間にapolloが無事我がアパートに着陸、音質のキャラがそれまで使っていたMOTU製品とかなり異なっているせいで久々に開いたプロジェクトが以前の印象とはまるで違ったように聴こえてくる。となると現状に合わせてちょっと修正を施したくもなってくるワケで、そういうったチマチマしたコダワリ(他人にとってはまるでどうでも良いこと)が、気が付けば全トラックに及びそうな気配です。

 まず気になったのがリバーブによる残響。この楽曲を@fuzz244さんと一緒に手がけて未完成ながらもそれなりのカタチに仕上げたベータ以前のα版は実は1年前のことになるのだけれど、その頃に使用していたリバーブの余韻が何となく気になる。もう少し芳醇な…とは言わないまでも、もっとリアルな部屋空間に変更したい。

Satoh_DEMO
宇宙船AパートEP
佐藤さんの宇宙船 ― DEMO / SAMPLES ―
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 というわけで(↑)、エレピにはα版以降に導入したAltiverb 7。ライドシンバルにはDP付属のProVerbを使用してみました。このProVerbはあまり出番が無いのですが、粗っぽい質感が今回のライドには合ってました。

いつものように、またピアノの音色で悩む…

 そしてまたいつものようにピアノの音色で悩むのでした。先日アップデートしたばかりのPianoteq 4を立ち上げて色々試してみたのですが、どこか気に入らない。以前録音した古いトラックや、その他の音源と比べたりして延々とあーだこーだと半日悩み続け、やがて打つ手も無くなり気晴らしで何となくPianoteq D4モデルにプリセットされていた「D4 Hybrid」という音色に切り替えてみたら、あ、コレ行けるんじゃなかろうか。

 トレモロがかかってパッと聞きはエレピのようだけど減衰してゆく時の響きはピアノ…という摩訶不思議ちゃんなピアノの音なんだけど、この宇宙船のダークな雰囲気にはバッチリ合っているような気がする。若干エディットを施してようやくピアノ決定です。 ちなみにPianoteq 4には以前のバージョンに含まれていたCモデル等が削除されているのですが、新バージョンインストール後も古いバージョンは別音源として残っているので、必要があれば交互に切り替えたり同時使用も可能です。


宇宙船Aパート不思議ピアノ
佐藤さんの宇宙船 ― DEMO / SAMPLES ―
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 そして先ほどのエレピ&ベースと組み合わせてみたのでした。不思議ピアノにはUA版レキシコン224で作成したプログラムをお試しで薄くかけていますが、まるっきりドライにしようかどうか悩んでいます。そう、僕はいつも何かを決めあぐね、悩んでいるのです。


宇宙船Aパートエレピと不思議ピアノ
佐藤さんの宇宙船 ― DEMO / SAMPLES ―
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